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水を換えるのは何の為??

どもです、どにゃです。

アクアリウムにおいて、ほぼ全員が必須といえるメンテナンス項目が「換水」です。
今までに換水したことが一度もないアクアリストはまず皆無でしょう。


では改めて、換水する目的はなんだろうか?


ここでは現在主流と言える「サンゴ水槽」と「人工海水」という前提で考えてみたいと思います。

s-20161025_211638.jpg



サンゴ水槽に必要な条件はたくさんありますが、まず基本的なところで言えば
「栄養塩を低く保つこと」、「適正なミネラルバランスを保つこと」です。

水槽内では減るものと増えるものがあることはご存知かと思います。



しかしながら低栄養塩を保つことに限れば、プロテインスキマーの高性能化や、水質を管理・把握する情報や技術が発達した昨今では換水に頼らずとも、さほど難しい事ではなくなりました。
ホビー試薬でリン酸塩ゼロ、硝酸塩ゼロの超低栄養塩水槽も珍しくはありません。(それがサンゴにとって良いか悪いかは置いといて)


RO浄水器を使って、システムをきちんと機能させれば多少の差はあれど悩むほどの富栄養化は起きないと思います。
もちろん魚や餌を入れすぎている場合などは除きますが、そうではないのに意図しない栄養塩が出る場合はシステムが機能していないことが原因だと思うので根本的な見直しが必要かと思います。

あくまで基本に忠実に。
あくまで基本に忠実に。

大事なので2回言いました。(笑)

s-20161025_211626.jpg


では栄養塩が出ていなければ、換水は不要なのか?というとそれだけではなく、もう一つ「イオンバランスを整える」という大きな理由があります。

詳細に語ると長くなるので割愛しますが、主に消費された元素を補充するのが目的です。


海水には地球上に存在するほぼすべての元素が溶け込んでいるそうなので、その数はとても膨大で把握・管理しきれるものではありません。
また測定するにしても、ホビー用途での試薬はほんの数種類程度しか販売されておりませんので主要な項目くらいしかできません。
その為今までは良質な人工海水で換水することで、なんとなくイオンバランスを補った気になっていました。


しかしトリトンラボの水質検査サービスが開始されたことで、今まで知り得なかった詳細な水質データの可視化が可能になり、イオンバランスの把握が飛躍的に向上しました。

s-20161025_211442.jpg


またサンゴ飼育の研究も進み、どの元素がサンゴにどんな影響を与えるかもわかってきました。
必然的に、それに伴って添加剤も洗練されてきているハズです。
ではそのような添加剤を使用することで、比較的長いスパンで良好なイオンバランスをキープできるようになったとしたら?


もし仮に、栄養塩が低くイオンバランスも良い状態で保つことができる状態の水槽があったとしたら、(サンゴにとって)定期的に換水する理由はなんでしょうか?


・・・。

・・・・・。

・・・・・・・・・・差し当たり、ちょっと思いつきません。



黄ばみの除去?

水槽で長く使われた海水は「フミン酸」の蓄積で黄ばむと言われています。
直接的な有害性は低いようですが、観賞的には好ましくないので除去したいものです。

しかしその解消は換水以外でも可能です。
活性炭や添加剤などです。
それに換水による黄ばみの解消は効率が悪いです。
また強制濾過の魚水槽と違って、リーフタンクは黄ばみにくい印象です。




デトリタスの除去?

これは屁理屈みたいになってしまいますが、この場合は「水を換えること」自体が目的ではないので、もしデトリタスだけを取り出すことができれば水を換える必要はありません。
現状は水と一緒に吸い出すしかありませんけど。

ただ、私個人的には、水槽内には多少のデトリタスは必要なんじゃないかと考えています。(あくまで「多少」です)
根拠はなく感覚的なモノですが・・・。


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換水を増やしても調子が上がらない。


換水するとサンゴからミューカス(粘液)が出る。


多忙などで換水が減ったら調子が良くなった。




どれもよくあるケースではないでしょうか。
実際に、換水をしまくっても調子が上がらなかった経験が私にもあります。
もちろん良くなったこともあります。


ということは、換水はベターなだけで、必ずしもベストとは限らないと言えます。

s-20161025_211200.jpg


少なくとも、換水するとサンゴが好調を示すORP値を確実に外します。
そしてゆっくりと時間をかけて戻っていきます。
戻ったと思ったらまた換水でドンと低下・・・の繰り返しです。
この変化は目には見えませんが、それだけ水質が変化しているワケですからサンゴの負担にも成り得ると思います。

実際、無換水もしくは少量換水でキレイなサンゴ水槽を維持されている方も居られます。


作りたての人工海水はイオンバランスがある程度一定で安定してはいますが、それでも人工物であるが故にパーフェクトではありません。
微量すぎて混ぜることが難しい元素や、有機物、バクテリアなどが不足しています。
有機物は給餌や生物の代謝などで発生しますが、水槽内に存在しない元素が出てくることはありません。

仮にそれらの元素が無くてもサンゴは生きていけるのかもしれませんが、元々の複雑な色合いがだんだん褪せてしまう原因は光だけではなく、このあたりが怪しいのではないかと最近思っています。
ない物は添加するしかありません。

s-20161025_211758.jpg


あ、もちろん換水を否定するつもりは一切ありません!
冒頭でも書いたように換水はアクアリウムの基本中の基本ですし、私も換水で状態が良くなった経験がたくさんあります。

換水のみでキレイな水槽を長く維持されている方も少なくありませんし、そういう水槽にとってはベターでなくベストなのかもしれません。
サンゴの「慣れ」もあります。

水槽とキーパーの数だけ管理方法と正解がありますし、入っているサンゴの種類や求める色合いも人それぞれです。
またサンゴの産地と照明の相性も個人的には感じています。

ただ、無換水でもハイレベルなサンゴ水槽を維持してる方が居られるので、換水の必要性について少し考えてみました。


闇雲に水を換えても必ずしもいい結果になるとは限らない以上、「換水する目的」をしっかりと考えることが大切だと思います。




貴方はなぜ水を換えますか?

そのスパンや量はどうやって導き出したものですか?




安定して上手くいっている方はきっとこのあたりにキチンとした根拠があるのではないでしょうかね。


おしまい。


s-20161025_211706 (2)


文字だけじゃ寂しいので、挿絵に水中撮影した画像を使ってみました。
特に意味はありません。(笑)


※当記事は問題提起でもなく特定の方へ向けたものでもなく、ただ単に思っていることを書いただけですので誤解されることのなきようお願い致しますね。
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[ 2016/11/05 ] 日々のこと。 | CM(12)

どにゃさん、お邪魔いたします。

実は今私はトリトンメソッド導入に向けてせっせと準備をしておりますが、どにゃさんの考え方がトリトンにも通じるところがあるように思います。

トリトンではいくつかマニュアルがあるのですが、そのうちの一つに「水替えの度に組成変化に伴うエコシステムの変動を生じ、それが貧弱な生物相の水槽への適合を阻んでしまう。また生物的な競合が存在しない水が強制的に導入されることによって、その他の強い生物相が一方的に優位になってしまう。このことが生物相のバランスに偏りを生じさせる。こうした影響は水槽ごとに異なり、ある水槽では換水に良好な反応を示す一方で、バランスの取れていない水槽ではネガティブな影響となって現われる。」と書かれています。なので、病気の蔓延などの緊急時を除いて、バランスの育まれた(熟成されたと言っても良いかも知れません)水を安易に替えるべきではない、というのが、どうやらトリトンの立場のようです。

また換水は、どの要素を補充すべきかの基準にも影響する(換水によって、せっかく数値的に把握できた指針が無効になってしまう、ということだと思われます)ので、推奨しない、というようなことも書かれていました。

ただこれは、どにゃさんの書かれているように、正しい器具によって栄養塩の処理が水槽内で完結できることと、消費された要素を補充できることが絶対条件で、彼らの言う「推奨しない」というのは、トリトンの方針に沿ってしかるべき器具やサンプの構成を整えることが前提での「推奨しない」のようですね。

そう考えると、トリトンというのは、全く新しい考え方ではないと思うんですね。既存の、現行のマーケットで入手・導入し得るいくつかのツールを組み合わせた、いわゆる既存メソッドの応用だと思うんですね。バランスのとれた水を作るという意味では。ただし、徹底した水質分析と不足要素のピンポイント導入という点に関しては、とても画期的ですよね。

今私が気になっていることを記事にされていて、思わず反応してしまいました。トリトンとの考え方の共通点があったものですから。。。
[ 2016/11/06 00:13 ] [ 編集 ]

為になる記事ありがとうございます〜
トリトンが世に出てから感じることですが、元素とか栄養塩とかに注目が行き過ぎですが、個人的にはバクテリアなどの生物層の方が重要じゃないかと思っています。こちらの方は中々数値として測定できないので、理想に持っていくのは難しいです。
人工海水はブランドによって各種パラメータも違いますし、人工海水のかけ流しのようなシステムでうまく飼育できるのか疑問です。
海外で水換えが少ない理由の一つは、日本のように水道水が綺麗じゃないということがありますが、もう一つが良くも悪くも大きく各種パラメータを変化させたくないといのがあります。掲示板でよく見る文言は、「各種パラメータの安定」です。
[ 2016/11/06 04:34 ] [ 編集 ]

おはようございます。
どにゃさんの最近の記事は永久保存版です( ^ω^ )
自分の場合は添加剤のミスやRTN疑惑などで困ったら大量換水、ってのがずっと基本だと考えていましたが、換水してすぐ調子が上がるわけでもないのは、原因を考えずにとにかく換水してしまうことで、実際に不調の原因でもないイオンやバクテリアのバランスが変化してしまうからかもしれませんね...。
今一度どういう方向性に持っていくべきなのか改めて考えさせられました( ̄^ ̄)ゞ
[ 2016/11/06 10:20 ] [ 編集 ]

はなちゃんパパさん

> どにゃさん、お邪魔いたします。
>
> 実は今私はトリトンメソッド導入に向けてせっせと準備をしておりますが、どにゃさんの考え方がトリトンにも通じるところがあるように思います。

こんにちは。
ブログ拝見しております。
読み逃げになってしまっておりすみません。


> トリトンではいくつかマニュアルがあるのですが、そのうちの一つに「水替えの度に組成変化に伴うエコシステムの変動を生じ、それが貧弱な生物相の水槽への適合を阻んでしまう。また生物的な競合が存在しない水が強制的に導入されることによって、その他の強い生物相が一方的に優位になってしまう。このことが生物相のバランスに偏りを生じさせる。こうした影響は水槽ごとに異なり、ある水槽では換水に良好な反応を示す一方で、バランスの取れていない水槽ではネガティブな影響となって現われる。」と書かれています。なので、病気の蔓延などの緊急時を除いて、バランスの育まれた(熟成されたと言っても良いかも知れません)水を安易に替えるべきではない、というのが、どうやらトリトンの立場のようです。

そのように理論立てて示されれば受け入れやすいですよね。
強制濾過において熟成された濾材は宝であるのと同じで、有機的無機的にバランスの取れた水は意図なく換えるべきではないと私も思います。



> また換水は、どの要素を補充すべきかの基準にも影響する(換水によって、せっかく数値的に把握できた指針が無効になってしまう、ということだと思われます)ので、推奨しない、というようなことも書かれていました。

トリトンは基本的に「換水が要らない」システムというより、「換水ができない」システムと認識してます。
理由は仰る通り、人工海水によってイオンバランスが崩れてしまうからです。



> ただこれは、どにゃさんの書かれているように、正しい器具によって栄養塩の処理が水槽内で完結できることと、消費された要素を補充できることが絶対条件で、彼らの言う「推奨しない」というのは、トリトンの方針に沿ってしかるべき器具やサンプの構成を整えることが前提での「推奨しない」のようですね。
>
> そう考えると、トリトンというのは、全く新しい考え方ではないと思うんですね。既存の、現行のマーケットで入手・導入し得るいくつかのツールを組み合わせた、いわゆる既存メソッドの応用だと思うんですね。バランスのとれた水を作るという意味では。ただし、徹底した水質分析と不足要素のピンポイント導入という点に関しては、とても画期的ですよね。

仰る通りだと思います。
換水を控えることで良い効果が表れるのは、あくまで「基礎部分」が安定していることが条件です。
立ち上げからそこまで持って行くためには、一般的にはある程度換水を続ける必要があると思います。
また、そこから先も経験や感覚によるものが大きく、誰にでも簡単に長期にわたってはできません。

それを実現したのがトリトンメソッドだと思います。
その分検査のコストはかかりますが・・・。
特に換水での補正が難しいビッグタンク向けのシステムですね。


> 今私が気になっていることを記事にされていて、思わず反応してしまいました。トリトンとの考え方の共通点があったものですから。。。

私はトリトンの考え方には賛同してますからね。

[ 2016/11/07 10:36 ] [ 編集 ]

Takaさん

> 為になる記事ありがとうございます〜
> トリトンが世に出てから感じることですが、元素とか栄養塩とかに注目が行き過ぎですが、個人的にはバクテリアなどの生物層の方が重要じゃないかと思っています。こちらの方は中々数値として測定できないので、理想に持っていくのは難しいです。
> 人工海水はブランドによって各種パラメータも違いますし、人工海水のかけ流しのようなシステムでうまく飼育できるのか疑問です。

バクテリアや微生物の豊富さとイオンバランスのプライオリティはわかりませんが、私はどちらも大事だと認識していますよ。
ただ、仰る通り目には見えませんし、コントロールも容易ではなく理想形が提示できるものでもありません。
知識や経験が豊富な方なら水槽内の状態によってある程度判断できるかもしれませんが、そうではない方には難しく、言い換えればそれは「上級」のステージだと言えます。

だったら、とりあえず目に見える部分(初級)をしっかりやりましょうよ、そこから先はそれができるようになってからでいいんじゃない?というのが私の考えです。
それと個人的には、イオンバランスの安定はバクテリア等の有機バランスの安定にも影響すると考えています。
そうしたこともあり、「まずはイオン」という考えは決して悪いものではないと思っています。


> 海外で水換えが少ない理由の一つは、日本のように水道水が綺麗じゃないということがありますが、もう一つが良くも悪くも大きく各種パラメータを変化させたくないといのがあります。掲示板でよく見る文言は、「各種パラメータの安定」です。

パラメータの安定は上記の理由もあり、絶対に努めるべきだと思います。
機材や添加剤による水質制御の精度が換水を上回るのであれば換水は減りますし、そうでないのなら換水すればいいですよね。
これは水量によっても大きく異なる気がします。

[ 2016/11/07 11:06 ] [ 編集 ]

Peace66さん

> おはようございます。
> どにゃさんの最近の記事は永久保存版です( ^ω^ )

こんにちは。
いえいえ、ただのチラ裏です。(笑)

> 自分の場合は添加剤のミスやRTN疑惑などで困ったら大量換水、ってのがずっと基本だと考えていましたが、換水してすぐ調子が上がるわけでもないのは、原因を考えずにとにかく換水してしまうことで、実際に不調の原因でもないイオンやバクテリアのバランスが変化してしまうからかもしれませんね...。
> 今一度どういう方向性に持っていくべきなのか改めて考えさせられました( ̄^ ̄)ゞ

その基本は間違っていないと思いますよ。
有機も無機も、一定のレベルまでは大量換水でリセットできますから。

しかし一度調子を崩したサンゴは何をやったところでそう簡単には復調しませんから仕方ありませんね。
人間と同じで回復には時間を要します。
しかし本当に奥が深い趣味ですねぇ~。
[ 2016/11/07 11:12 ] [ 編集 ]

LED修理について

初めまして。LEDの修理ってまだ対応されますでしょうか?また、私のようなふらっと来た一見さんでもお願いできますでしょうか?
[ 2016/11/14 15:04 ] [ 編集 ]

ガンさん

> 初めまして。LEDの修理ってまだ対応されますでしょうか?また、私のようなふらっと来た一見さんでもお願いできますでしょうか?

メールをお送りいたしましたのでご確認下さい。
よろしくお願い致します。
[ 2016/11/14 16:32 ] [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2016/11/16 22:09 ] [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できますさん

メール送信しました。
届かなかったらご連絡下さい。
よろしくお願い致します。
[ 2016/11/17 10:04 ] [ 編集 ]

素晴らしいお考え!!
共感するところがたくさんありました!
フェイスブックのグループでお世話になっております(^^;
ためになるブログ応援しております!
[ 2016/11/30 13:00 ] [ 編集 ]

ちぢわさん

> 素晴らしいお考え!!
> 共感するところがたくさんありました!
> フェイスブックのグループでお世話になっております(^^;
> ためになるブログ応援しております!

ありがとうございます!
どなたか存じませんが、今後ともよろしくお願い致します。(笑)
[ 2016/12/01 18:54 ] [ 編集 ]

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