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スポットLEDの修理&フルスペ化。

ども、どにゃです。

久しぶりにLEDネタです。


今回のご依頼は、スポットLED4台の修理(2台)と改造(2台)です。




【故障修理】

修理する2台はこのタイプです。

20160125212447-85.jpg

20160519012648-673.jpg


いずれも点灯しません。


まず筐体Aを点検した結果、ドライバの不良だったため新品と交換して修理は完了。

20160522002309-637.jpg

このスポットの素子構成は2台ともUV2、ロイヤルブルー3、ブルー3、グリーン2、ホワイト2という構成です。

なお、このタイプは放熱パッドがアルミ基板にリフローされているので、ハンダコテだけでは素子を外すことができません。
取り外し方は大したことではありませんが一応企業秘密にしておきます。(笑)

スペクトルを実測してみます。

20160522011459-777.jpg

この光の波長の中ではロイヤルブルー441nmの波長が一番強いようです。




次に筐体Bですが、こちらはUV素子1つが不良だったので交換して修理完了。

こちらもスペクトルを計測。

20160522014525-538.jpg

先ほどの筐体Aと比べると、UV素子を1つ交換した分、明らかにUVの出力に差がありますね。
筐体Bは元々のピーク波長であるロイヤルブルーを追い越しました。(汗)

2つ使われているUV素子のうちの1つが高品質素子になっただけなのに、これだけの差が生まれます。
厳密には同じ品質の素子でも波長によって強度が異なるのですが、カンタンに言えば「良い素子は強い(明るい)」ということです。





さらに追加のご依頼事項として、2台ともホワイト素子をブルー系に替えて欲しいとのことでしたので、欠落していたバイオレットと交換しました。

筐体Aのホワイト素子交換前
20160522011459-777.jpg


交換後
20160522021330-823.jpg

狙い通り、大きな谷間が埋まりました。

460というラインを見てもらえれば分かりますが、交換前は相対強度で約65%あった460が、約55%程度にまで落ちています。

このグラフは一番強い部分「1(100%)」に対する相対グラフなので、460nm自体のパワーが落ちたわけではなく、440nmを1としたときの460nmの強さは65%だったのが、440nmよりさらに強い427nmを1とすると460nmの強さは55%になる、ということです。


分かりやすく言えば、「可愛い子」と「そうでない子」を並べて、「可愛い子」を100点、「そうでない子」を50点とします。
でもそこに「超可愛い子」を追加した時、「超可愛い子」が100点になると「可愛い子」は80点、「そうでない子」は40点になるけど、2人の顔が変わる訳ではありませんよね?

そんな感じです。
失礼。(笑)

小難しい話はこの辺でやめます。(笑)




筐体Aはドライバを替えて修理完了、と思いきや、レンズを組み付けると点灯しない・・・レンズを外すと点く・・・。
再度点検すると、どうやらUV素子の内部で接触不良が起きているようで、レンズが少し触れただけで断線することがわかりました。

該当のUV素子を1つ交換して今度こそ修理完了。


2台共にUV素子に不良がありましたので、ご依頼者さんに相談して、念のためUV素子は2台とも全数交換することになりました。

筐体Bのドライバも劣化が見受けられたので交換し、結局2台とも「UV素子全数交換&ドライバ交換」となりました。


ちなみにこのタイプは今までに4台見てきましたが、いずれもこのような酷いハンダ付けでした。(汗)

20160522013058-109.jpg

完全にリフロー技術不足です。
皆同じ状態だったので、おそらく同じ工場かと思われます。

こちらも手直ししておきました。



そして完成後の実測スペクトルがこちらです。

ナオさん修理分

個人的には520nm辺りのグリーンを1個、500nmのシアンに交換すればよりなだらかなスペクトルになると思いますが、キリがないのでこの辺で。(笑)



【フルスペ化】


あとの2台はよくあるこのタイプです。

20150911010659-583.jpg
(撮り忘れの為過去画像)


こちらは2台とも、お任せでフルスペ化を、とのことでした。

ノーマルの青白から素子全数交換。

s-20160604_012923.jpg



完成スペクトル。

s-20160604_014928.jpg

まさにフルスペのお手本のような、UV~シアンのワイドバンドなブルーとなっております。


こちらもドライバは交換、素子はオールプリズムレンズへと交換しました。



ご依頼者さんにお喜び頂ければ幸いです。



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