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トリトンラボの水質検査でわかった試薬や塩のこと。

こんにちは、どにゃです。


すでにチラホラ報告が上がっているトリトンラボの水質検査サービス。

カンタンに言うと、海水を超凄い測定器で分析して32項目の元素を可視化してくれるサービスです。
詳しくはコーラルラボさんへ。


私が飛びつかないワケもなくw、とりあえず水槽の水を検査してもらいました。

その結果が先日出ましたので公開してみます。
塩分濃度は34pptです。


各列は元素、分析結果、トリトン的推奨値、推奨値との差異、警告レベル(黄色=注意  赤=ヤバい)となっています。
(それぞれがゼロの場合の差異が-0.10になっているのは不明)

赤文字は私の注釈です。
triton1.jpg
triton2.jpg



それぞれのグループについて詳しくはmjnekoさんのブログをご覧下さい。

私は全て解説できる能力はありませんので、要点だけ書いてみます。


ちなみに測定時は立ち上げから約2ヶ月経過で、最初の1ヶ月は換水なし、以降は2週に1回約25%の換水をしています。


今回の検査で最も知りたかったのは、やはりカルシウム、マグネシウム、リン等のせっせと試薬で計っている部分です。
ここについては最後に。

試薬と言えばあれ?KHは?と思いますよね。
KHについては色々調べているのですが、イマイチよくわかりません。

まず、KHという単体のミネラル(元素)はありません。
KHは日本語で「炭酸塩硬度」という意味なのですが、アクア用試薬で計っているのは「炭酸塩硬度」ではなく、「アルカリ度」だそうです。
KH試薬は、単に飼育水に酸を入れて、酸を中和できるアルカリ物質の総量を計っているに過ぎない、という事らしいです。
じゃあサンゴが消費するKHって、実体は何なんでしょうね?
炭酸カルシウムと炭酸マグネシウム?
じゃあKH計る意味って何?
???

詳しい人教えて下さい。


ま、よくわかりませんがとりあえず分析結果を見ていきます。




このグループはひとまず置いといて、まず黄色信号が出ているのはヨウ素です。
ヨウ素は光で分解されるため水槽では減少しやすいとされていますね。
もちろんサンゴも消費します。
添加剤の種類も多いので、添加の重要性が伺い知れます。


なお今回の検査においては、塩だけで維持していたらどうなるか?というフラットな状態で分析をしてもらいたかったため、水槽立ち上げから元素系の添加剤は使用してきませんでした。
極たまにヨウ素と、先日のMg添加だけです。

ヨウ素の添加もほとんどしていなかったせいで低く、警告が出ています。
今後はヨウ素を添加していく必要があることがわかりました。


ちなみに鉄はトリトン的にはゼロでいいみたいですね。


リンに関しては、意外だった方も多いのではないでしょうか。
マリンアクアにおけるリン酸と言えば忌み嫌われ、低ければ低いほどよく、熱心にゼロを目指す方も少なくありません。

しかし、トリトンの見解によれば文字通りのゼロは良くないようです。
あくまで試薬レベルではゼロを目指すべきだが、完全にゼロにしてしまうのもまた良くない。
リンは生き物にとって、微量に必要なものなのです。
でも試薬のゼロと事実上のゼロの間の値なんて、今まで我々には知る術がありませんでした。

このリンも、やはり低すぎの警告が出ています。
PはリンでPO4はリン酸です。
違いは・・・やはりよくわからないw


ちなみにハンナのリンチェッカー(ULR)でPはゼロを示していました。
まぁ、分析器としては所詮オモチャレベルですのでこんな低い値は計れないのです。
だからゼロを目指しましょう、ということですね。

今回は0ppbの向こう側が見られましたw

低リンの対策は魚を増やせという事らしいので、魚を増やしていいというお墨付きとも取れます。

それ以外は概ねOK。




そして肝心の基本パラメータです。

念のため、検査サンプルを採水した日に試薬でも計っていました。
その結果は、Caが約400、Mgが約1260でした。
しかしトリトンの分析結果は、Ca356、Mg1331というもの。


何と、Caが356しかない!!
今回唯一の赤信号です。
道理で下から衰退していくワケだ・・・。
これは早急に対策しなければ。

逆に、低いと思っていたMgは青信号レベル。
ちなみに、両試薬とも期限は切れています。(汗)

じゃあ新品試薬の精度はどうなん?てことで、とりあえずCaの試薬を買ってきました。
トリトンに出した水は残念ながらもうないので、もう一度古い試薬で水槽の水を計ってみると約400でした。
トリトンに出した時と変わらずということは、あまり値が変化していないと仮定して・・・。
で、新しい試薬で計ると・・・なんと約350-360でトリトンの結果とビッタシ!!

やるなレッドシーw

改めて、古い試薬はダメ!ってことがハッキリしました。
まぁ同じ水を計ったワケではないので完全に一致かどうかは断言できませんが、nekoさんは同じ水でCaとMgがトリトンと一致したとのことなので、レッドシーの試薬はかなり正確なのかもしれません。



ストロンチウムとカリウムはおおよそ適正値。
塩にもよりますが、これらはこのくらいの換水で維持できるようです。

あと黄色信号はB、Bはボロン(ホウ素)ですね。
RCPのコーラルカラーBに入っていますがカリウムは足りているので様子見でいいかな。


というか全体的に推奨値より若干低いですね。
換水不足が読み取れます。

2/24訂正 よく考えたら塩の値がわからないと換水不足かどうかは判断できませんね。

今後じりじり下がっていくようなら換水量を増やすか、もしくはグローテックのコーラルABCあたりをうすーく使うといいのかもしれません。

ま、イオンは不足よりも過剰の方が良くないそうなので、多少低い分には様子見でいいでしょう。


しかしこのサービスはドーシングシステム(添加剤)の添加量のキャリブレーションにもってこいですね。
自分じゃ計れないものばかりです。


ちなみに、新しいCa試薬でクマリンシーソルトプレミアムを計ったら390しかありませんでした。ガーン。
ということは水槽のCaが390以上ある時に換水するとCaが下がるというワケで・・・。

こればかりは塩を変えるか、添加剤で補うしかありませんね。
まぁ足りない物に関してはそれだけ足せばいい話なので難しくはありませんが、塩自体に多く含まれている場合は当然ながら換水しても消費が上回らない限りは減りません。

換水でどのくらい補充され、換水までにどのくらい消費しているのかを知るためには、やはりnekoさんのように「塩・換水前・換水後」の3種を測定するのが理想です。
費用は掛かりますが、最適な換水スパンが割り出せます。


塩は各メーカーで結構違いがあるようです。



例えば、今回nekoさんが計った、今まで謎に包まれていたKZ Saltは塩だけを見ればイオンバランスはめちゃくちゃです。
ZEOvitガイドを見ると、日本語版はもちろん、英語版(p29)にもドイツ語版(p23)にも「2週に1回5%の換水でいい」と記載されていますが、これはZEOvitシステムの為に設計された塩なのでいくつかの元素が高濃度になっています。
これはおそらくゼオライトに吸着される分を計算して設計したものと思われます。
従って、非ZEOvitの水槽でこの塩で大量換水を続けたら、余剰成分がどんどん高濃度になっていき、イオンバランスはめちゃくちゃになるでしょう。


逆に、普通の塩でやるZEOvitは換水量を増やさないと、長期的に見るとゼオライトの吸着に追いつかないとも考えられます。
塩によっては含まれていない元素もあるかもしれません。
しかしそれではせっかく添加した添加剤も捨ててしまうため、意味がありません。
私がZEOvitが上手くいかなかった大きな原因の1つはKZ Saltを使わなかったことだと思います。
ZEOvitシステムはKZ Salt専用であり、KZ SaltはZEOvit専用と思った方がいいようです。



長くなりましたが、今後の課題としてはまずカルシウム値の上昇を目指す事と、KHとMgの試薬を買う事w


この検査は問題点がハッキリと出るので、水質に悩んでいる方はいい指標になると思います。

国内ではまだオープンベータ扱いのようで、正式なサービス開始は春頃になるとか?
ただ希望すれば受けられるようなので、最寄りのショップさんへお問い合わせ下さい。





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[ 2015/02/23 ] 水質のこと。 | CM(16)





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