ツアーで買ったサンゴと蛍光タンパクの話。

こんにちは、どにゃです。


先日のツアーでサンゴをふたつ購入しました。


ラバーズ産サボテンミドリイシ。

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買った時はもうちょっと濃いめのグリーンだったと思うんですが・・・一週間で色が少し薄くなりました。
光が強過ぎるのかもしれません。

ポリプフサフサのキレイなベタ蛍光グリーンです。
水流でふわりとたなびくポリプは癒されますね~。
小型ヤッコも癒されますが、フサフサポリプと相反するのがとても残念です。



蛍光グリーンは波長や光量の許容範囲が広く、一般的な照明環境(メタハラブルー球や青系スポットLEDなど)なら色維持が容易なタイプなので、ミドリイシの入門には蛍光グリーンがおススメです。
何と言っても「緑石」ってくらいですから♪

多少くすんでトーンが落ちても「濃いグリーン」になるし、逆に色が飛んでも「イエロー」になるのでそれはそれでキレイです。


UVがなくてもそれをカバーできる大量の青域波長があれば、蛍光グリーン自体の維持はできます。(多分)

T5環境だとグリーンが薄くなると聞きますが、私が思うに蛍光グリーンを励起するUV波長が足りないからというよりは、3波長の蛍光灯(特に白管)の特性で緑の波長が飛びぬけて豊富だからでしょう。

波長はバランスも大事なのでUVは無いよりあった方がいいと思うし、単純に蛍光グリーンの励起という意味でも400nmからのUVは有効だと思いますが、私が見てきた限りグリーン蛍光タンパクの反応(入口)は下は400nm以下から上は500nm近くまでと幅広く、そこまでUV域に強く依存していると思えないからです。

また主観ではありますが、380-420nmのUV域より450-475nm前後の青の方が反応が強い印象です。


ひと口に蛍光タンパクといってもその役割は一つではなく、強烈な紫外線から身を守る為だったり、不足している波長を補う為だったりと様々ですが、面白いのはその役割によって褐虫藻の上にあったり下であったりすることです。

浅場のサンゴは強い紫外線から褐虫藻や自身を守る為に蛍光タンパクは表層にありますが、逆に充分な光が届かない深場のサンゴは褐虫藻の下から光を反射させて光量・波長不足を補い、光合成に役立てているそうです。


いずれにしても、「その環境において必要だから」存在しているということです。
逆に言えば、必要なければ存在意義はなくなります。

蛍光とは「短波長」を「長波長」へ変換するものなので、変換元の波長が少ないほど、そして変換先の波長が多いほど変換する必要がなくなり減少・消失方向へ向かうでしょう。

有効な波長は個々のサンゴによって異なるワケです。
それを水槽みたいな同一環境で、色んな色をどうにかしようってんだからそもそもムチャな話なんですよね。

もちろんサンゴの色は蛍光タンパクだけで表現されているわけではないし、光だけで制御されているわけでもないのであくまで一因に過ぎませんが、より高みをを目指すのなら光の知識も多いに重要だと私は思います。


しかしSPSって知れば知るほど本当に面白いですね!




だいぶ話が逸れましたが、お次はB八(ネオウェーブ)産のオージートゲサンゴイエローのフラグ。


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ピンクのトゲには無い輝きです。

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私はこの妖しく輝く蛍光タンパクに魅了されています。

青い波長が多ければよりグリーンに、少なければパステルイエローなトゲになるでしょう。多分ねw


あ、でもピンクのトゲも個体によっては蛍光タンパクを持っているので、緑の波長が足りないと蛍光で作り出そうとして蛍光グリーンのトゲになります。コレは本当w


透明感のあるポリプの先端はうっすらとピンクっぽいです。
蛍光レッドかな?

青めの照明だとこう見えますが、ショップで撮った白めの照明だとこう見えます。

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今後どう変化していくか、じっくり見守ってみたいと思います。・・・白化しなければいいけどw




ちなみにこのブログ(PC版)の画像はクリックで拡大するようにしています。
それをまたクリックでもう少し拡大。

それをさらに右クリック→画像だけを表示でもっと拡大。
もう1クリックでさらに拡大になります。

お使いのブラウザやOSによっては違うかもしれません。


[ 2014/01/28 ] サンゴのこと。 | CM(18)

今話題のDCウェーブポンプに新商品が登場。【1/27加筆修正】

ども、どにゃっす。


もうマリンアクアは完全にDC化の流れですね。
国によって電圧や周波数が異なるという問題を解決してくれますし、高負荷なメインポンプとしての使用にはまだいささか不安があるようですが、スキマーやウェーブポンプは今後よりDC化が進むでしょう。

そんなDCポンプの新しい話題です。


以前にもご紹介した、今話題の低価格高機能なDCウェーブポンプメーカー、Jebao(fish-street)から新しい製品が出たようです。

Jebaoのウェーブポンプはまず最初にWP-40が発売され、そのコストパフォーマンスから話題になったものの、日本の水槽事情には少し大き過ぎました。

しかし後に900水槽にジャストサイズのWP-25が発売され、人気に火がつきました。

かくいう私もWP-25ユーザーです。

このウェーブポンプ凄すぎ。



国内ではフォルスさんが代理店となりWMPシリーズとしてそれぞれWMP-13000(WP-40)、WMP-8000(WP-25)を販売し、大人気となっています。


このシリーズに、昨年末新たにWP-60WP-10が追加されました。

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さすがにWP-60は日本ではあまり売れるサイズではないでしょうが、WP-25より小さいWP-10は小型水槽の方にはちょうどいいサイズではないでしょうか?


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2枚目の画像は取り付けが吸盤になっていますが、最新モデルはマグネット式のようです。

ナイトモードは無いですが、コントローラーも小さいようです。

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WP-10の最大流量は公称で4000LPHとなっています。
ちなみにLPHはリットルパーアワー(L/h)と読み、この場合は1時間に4000Lという意味です。

WP-25の半分になりますね。
60cm以下の水槽で活躍してくれそうです。


またこのシリーズのファーストモデルのWP-40がFS14000としてモデルチェンジし、ブラケットのデザイン変更やポンプノイズ対策が施されたようです。


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WP-25はそれほどノイズは気になりませんが、40は店頭で聞いても結構ブンブンとノイズが大きいので対策されたのでしょうね。





で、この製品の欠点?とも言えるのが「1ポンプ1コントローラー」という点。

ポンプの数だけコントローラーとACアダプターが必要な為、ポンプの台数が増えるとコントローラーも同じだけ必要になり、特にアダプターが結構かさばるので邪魔だったりする方も居るのではないでしょうか?
まぁこれはVorTechのMPにも言えることですが、Tunzeのように集約できるといいですよね。

安い分仕方ないとも言えますが、そんな悩みを少し解決してくれる新しいコントローラーが発売されたみたいです。

Jebao Twins Linkage Controller

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よりメカニカルな雰囲気を醸し出し、オトコゴコロをくすぐりますねw


このコントローラーはWPシリーズ(10/25/40/60)のポンプを2台まで接続することができ、今まで2台必要だったコントローラーとアダプターを1台に集約することができます。

左のダイヤルが今までと同じ「WAVE」で、波のパルス調整。
右のダイヤルがツインコントロールのための「INTERVAL」、すなわち切替時間ですね。
見たところ1秒から2分まで設定できる模様。
つまり2台のポンプをリンクさせて、交互に動作させる機能(Cモード)も搭載しています。


なお2台を異なる強さにできるのかとか、Else(ランダム)モードの時に2台のポンプはシンクロするのかバラバラになるのかとか、詳細な動きは不明です。



このコントローラーはポンプが2つ同梱されたパッケージも選択できますが、単品での購入も可能で、価格はコントローラー単品で$16となっています。

ていうかマリンアクアのウェーブコントローラーが1,600円てw
安いですね~。


1/27現在、$20に値上げしてました。
ま、それでも安いけど。


ちなみに輸入で気になるのは送料ですが、FSは送料激安です。
コントローラーのみの場合、送料は$11.38です。
まぁ近いし小さいからね、ウン。
合計でも$27.38ですね。



ただし、当然ながらポンプ2台分の電力が必要になる為、ポンプに付属の標準アダプターは使用不可とのこと。
ツインコントローラーには別のアダプターが必要みたいです。

しかし15-24Vの変圧アダプターとコントローラーのセットでも$35ですので安いモンです。
なお、既に別売りの12-24V変圧アダプターを持っている場合はそれが使えるみたいなことが書いてありますね。


WPシリーズの標準アダプターは出力電圧が24V固定のため強弱の調整ができませんでしたが、このアダプターなら電圧を変えることで強弱の調整も可能です。


ま、私はこのポンプ1台しか持っていないのでツインコントローラーは必要ないのですがね・・・w
2台以上をお使いの方には良いのではないでしょうか。
新しいモードもあるみたいだし、WP-10あたりを1台買っちゃおうかなぁ・・・。




おまけにDC3000を搭載したコーンタイプのスキマーもありました。

Coral Box DC Curve Skimmer D700

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オレンジ色のポイント使いとかゲート式の調整とかどっかのスキマーに似てますね・・・w

ウェーブポンプもそうだけど、躊躇ないっすね。


しかしお値段は$190とDCスキマーとしては大変リーズナブルです。(送料約$50)
性能は不明ですがバブルプレートもついてるし見た目は今風でカッコイイですね。
この排水の位置だと泡戻りが結構ありそうだけどどうなんでしょうかね。


あ、お約束ですが個人輸入は自己責任で・・・。

ポンプやコントローラーはいずれフォルスさんが扱うかもしれませんね。



[ 2014/01/25 ] 機材のこと。 | CM(17)

ショップツアー2014年1月編。【1/25追記】

どうも、どにゃです。

遅くなりましたが、19日(日)に恒例のショップ巡りツアーに行って参りました!

2014年の初ツアーとなりますね。

今回のメンバーはあなごんべさん、mjnekoさん、私の3名。
親方~さんは不都合で、俺海さんは水槽畳むかも的な雰囲気らしく・・・寂しいです。


ところで・・・最近畳む話題が多い印象ですね。
でもきっと知らないだけで始める方・サイズアップする方も居るはずですので、自分が見てる狭い部分だけで物事を語るべきではないですね。

マリンアクアという趣味はあまり人口の多い趣味ではないし、釣りやゴルフのように連れ立って行くような趣味と違ってインドアなので、同じ趣味の方と触れ合うのはネットがないとなかなか難しいですよね。

nekoさんだってあんなに近くに住んでいたのに、ネットがなかったらおそらく知り合っていなかったでしょう。

基本は自分が観賞して満足する為の趣味ですが、やっぱり同じ趣味の人との語らいは楽しいし、意見・情報交換は得るものも大きいと思いますので、これからもブログを通してなるべく多くの方と情報交換ができれば良いなと思います。


さて、本題へw


1店目 B八さん


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入り口横のブリード水槽。

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とレジ前の1800ワイルド水槽。

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さ、寂しい・・・w
ミドリイシは翌日爆入荷予定とのこと。
う~ん、残念。

BBさんは大体月曜にインドネシア便が入荷するので日曜はタイミングが悪いですね。
その他の便はイレギュラーだし。



レジ横の展示水槽。

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トゲスギ?がヤバい色でしたw
激美です!

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魚の在庫は豊富です!

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休日に大型ショップに居ると、家族連れの方々が感激した様子で「水族館みた~い」と言っているのをよく耳にしますがホントですね。


はなちゃんパパさんがお探し中だった粒シマ(粒餌を食べるシマヤッコ)も♪

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こないだコスタリアで買ったヤマブキスズメが居ました。

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うん、やっぱカワイイw



続いてお二階へ。

おおっ!
これは2週間前に開催されたフラグイベントの!!

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フラグで有名な福岡のネオウェーブ産のSPSフラグですね。

さすがだ・・・。
売れ残りでも十分キレイでした。
ちなみにオージー産らしいです。

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その色合いからネオウェーブでもてっきりZEO管理なのかと思ってましたが、ZEOではないとのこと。



横にはフラグ関連の商品が陳列されていました。

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これからフラグ文化は浸透するんでしょうかね?

私はまず白化させないスキルを身につけなくては。(汗)



こちらフルLEDのアクティフ水槽。

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美しさナンバーワンのトゲピンク。

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先月よりさらに少し濃くなったような?(肉眼で見て)

LEDでもこんなトゲにできるのですね。

私はまだまだ修行が足りませんね。



せっかくなのでネオウェーブ産フラグを1つ購入しました。



1.5店目 ラーメン屋

あなごんべさんが餃子無料券をくれました!
あざっす!w


2店目 アクアステージ518さん

外観写真撮り忘れたのでリンクしておきます。

アクアステージ518

店長さんのブログ


このお店はB松に行く途中にあるのでSPSにのめり込む前はよく覗いたんですが、SPSは取り扱っていないので最近は足が遠のいています。

それほど大きなお店ではありませんが、取り扱いのラインナップは金魚、日淡、水草、熱帯魚などの淡水から、爬虫類、海水は魚からLPSまでと豊富です。

用品もなかなかの品揃えだと思いますし、ADAの特約店だったりします。

客層は初心者~中級者がメインかな。
店長さんがとても親身になってアドバイスをしているシーンをよく見かけます。
こういうショップはビギナーアクアリストには心強い存在だと思います。



3店目 アクアリッツ(旧モンスターアクアリウム松戸店)さん

入荷ブログはコチラ。

アクア用品の中古屋です。
2店目の518さんから近く、やはりB松の通り道です。

店内は駄菓子屋の如く非常に雑然としていますw
旧モンスターアクアリウム各店は販売価格がメチャクチャ安いのですが当然ながらすぐに売れてしまいます。

以前ここで買った中古クーラーは現役で、キレイなゼンスイZC-700Eが30,000円でした。
買ってから3年目ですが故障も無く快調です。

他にもVortechのMP10が4,000円とか、ハンナのリン酸チェッカーが1,500円とか、未使用スパクルが20,000円とか、未使用マメオーバーフローが7,000円とかで売ってたりします。

もちろん水槽セットなども格安です。

通販はやっていないのが残念ですね。


私は勤務先で淡水もやっているので、ここではレッドビーを5匹買いました。
ブリーダーのハネですが、1匹200円です。

お財布にやさしいお店ですw



4店目 B松さん

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マンションの外壁工事中でした。

こちらは特になし。



5店目 コスタリアさん


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お客さんが多く賑わっていました。
と言っても個人店なので3~4組ですが。

またコデバ買おうかと思っていたんですが、売れてしまったようで中デバしかいませんでした。



6店目 AQUA LOVERSさん

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あっ!
ZEO水槽撮り忘れたw

店内は増強が進み、新しい水槽にはサンゴや魚が入っていました。

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ジャイアン店長一人きりで全てこなすのはさぞ大変かと思います。
というかムリでは?w
無理せず健康にはお気をつけて、でもあのデカイの早く回して下さいw


てコトで応援の意味を込めてミドリイシを1つ購入。


7店目 東京サンマリンさん

また写真忘れたw

ていうか店頭の写真なんて毎回同じだしいらないかw


こちらにも粒シマいましたね。
気持ち大きめの6cmくらい?

10%オフセールがこの日までだったのと500円引き券を持ってたので、なぜか勢いでお魚を購入(1,500円)。


そして解散となりました。

なんだかんだで7店も行きましたね。





あなごんべさん運転お疲れさまでした&ありがとうございました!



やっぱツアーは人数多い方が楽しいな・・・。


[ 2014/01/22 ] ツアーのこと。 | CM(18)

比重について掘り下げてみる。

こんにちは、どにゃです。


今回は比重について考えてみます。


海水魚飼育における超基本項目である「比重」


その比重を計る為のアイテムである比重計はマリンアクアリストなら誰もが持っていると思います。

飼育に慣れてしまえばあまり使う事はないかもしれませんが、「比重」は飼育における重要な項目であります。


超基本項目であるがゆえに飼育歴が長くなるほど見落としがちな盲点になり、換水の際などの微量な誤差が積もり積もって大きな誤差となり、トラブルの原因が実は比重だった、ということは少なくないようです。

「比重を安定させる」というのは、ことサンゴ飼育においては重要だと思います。



ご存知のとおり比重計は色々なタイプがありますね。

まずは入門編のフロート式。
私も始めはこれでした。

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このタイプは最も安価な為、多くの方がお使いだと思います。
しかしこのフロート式は注意点がいくつかあります。

まず、フロートに僅かでも気泡が付いているとフロートの浮力が大きくなってしまい、実際の比重より高い値を指してしまいます。
気泡が付いていたら棒で突いたりしなければならず、コレが意外と面倒だったりします。

また長期間使っているとフロート部分にカルシウムなどの物質が付着し、フロートが重くなります。
すると今度は実際の比重より低い値を指してしまいます。
基本的には校正もできませんので買い換えとなるでしょう。


さらに一番厄介なのは「メーカーによって値がバラバラ」という点でしょう。
これは困った問題です。
人工海水メーカーのマニュアルに従って正確な濃度の人工海水を作り、その時に指す値を基準値として記録しておくといいでしょう。

また製品によっては一定より低い値が計れない為、白点病の治療などの為の「低比重」が測定できなかったりするのが困ります。

私はそれを理由に屈折計を購入しました。



続いて、水に浮かべて計るボーメ計。
こちらも安価な比重計ですが、最近はあまり使われていない印象です。

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私は使った事がありませんので精度や注意点は不明ですが、ガラス製の為、破損しやすいようです。


上記の二つは初心者向けで、大体1,000円~2,000円くらいでしょうか。






もう少し正確性を求めると、辿り着くのは塩分濃度屈折計です。

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さらに高価なデジタル式なんてのもありますが、今回掘り下げたいのはこの「屈折計」について。


これは水の屈折率から塩分濃度を表示するもので、フロート式のように気泡の心配もいらず、また校正も可能なので信頼性が高い比重計です。

フロート式より使いやすく、またなんだかプロっぽくてカッコイイ(笑)のでおススメです。


もちろんその分少し高価になり、アクアメーカーが出しているモデルで10,000円前後。
安価なノーブランド品で3,000円くらいからありますが、高品質なものは20,000円くらいします。


価格の差は品質や自動温度補正(ATC)が付いているかなどによって変わるようです。

屈折率は温度によって変化するので、それを自動的に補正してくれる機能がATCです。
ない場合は温度を考慮し自分で換算する必要があります。


しかしこのATCが付いてないものは避けた方が良いです。

その都度換算するなんてメンドウでやってられませんし、そもそも比重計が何℃かなんてわかりません。

私は今まで2個の屈折計を使いましたが、1本目はATCあり、落っことして蓋板が割れたので買い換えた2本目はATCなしっぽいです。
某オクでありって書いてある激安品を買ったら騙された模様w(もしくは極端に精度が低いか)


ATCが付いていないと、測定時の温度(比重計本体)によってかなりの差が出ます。
なぜ水温ではなく比重計本体の温度かというと、例え水温が適正な温度であっても、比重計本体が冷え冷え(冬)だったりアツアツ(夏)だったりすればたかが1~2滴の水などすぐにその温度になってしまう為です。


私が最近実際に体験した例ですが、寒い部屋から持ってきた比重計ですぐに計ると比重は1.025を示しました。
その後、しばらく比重計を手で握って温め、再度測定すると比重は1.021を示しました。

測定サンプルは同じ24℃の飼育水です。

ATCがないとこれだけの差が出ます。
この差は恐ろしいです。


要は比重計を校正した時の温度より低い時、比重は実際より高く表示されます。(本当はもっと低い)







しかもさらに!よくよく調べてみるとこの塩分濃度屈折計、調べてみると文字通り「塩分」濃度の測定用なんです。(そりゃそうだw)
何が言いたいかというと、海水濃度ではありません。

というのも、単なる塩水と様々なものが含まれる海水とでは屈折率が異なるらしく、塩分濃度屈折計で海水を測定しても、正確な比重は得られないそうです。


ホビー市場で入手できるほぼ全てのハンディタイプの塩分濃度屈折計は、塩化ナトリウムなど塩水を測定するように調節されており、海水の屈折率に合わせて調節されていません。
海水に最も多く含まれる成分は塩化ナトリウムであっても、マグネシウムやカルシウムなどの重大なイオンの存在が塩水と異なる屈折率を示す原因となります。
よって、普通の塩分濃度屈折計は海水の正確な塩分濃度を得ることができず、換算する必要があります。


以上、MMC企画HPより引用。


これは有名な計器メーカーのATAGOでも「塩分濃度屈折計」と「海水濃度屈折計」が別にラインナップされている事から間違いはないでしょう。


例えば、35pptの海水は36.5pptの塩水と同じ屈折率を示します。
よって、35pptの海水の塩分濃度を得るには、普通の塩分濃度屈折計では36.5pptを目指す必要があります。

詳しくはコチラ。(PDF)


要は35pptの海水を「塩分濃度屈折計」で計ると表示は36.5pptとなり、実際より高く表示されます。(本当はもっと低い)







つまり、「比重計(ATCなし)が冷たい時」という条件と、「海水濃度屈折計ではなく塩分濃度屈折計を使った時」という2つの条件が揃うと、実際の海水の比重は示す値よりもかなり低い、という事になります。




なんでこんな調べたかというと、ウチの一部のミドリイシがここ10日くらい前から調子がイマイチで、添加剤も入れていないし12月の頭から水換え魔人化して毎週約50%もの換水をしてるのにおかしいな~と思ったからです。
具体的には色が薄く(白っぽく)なり、今まで点灯中でも顔を覗かせていたポリプが完全に引っ込み全く出なくなったんです。


で、上記のとおり心当たりがないので久々に各パラメータをチェックしてみるも特に異常はなく、比重計を疑ってみた結果です。

比重計を温めてから計るとやはり1.021~1.022あたり。
これは塩分濃度屈折計の為、実際の海水濃度はさらにそれ以下でしょう。
魚なら良いけどさすがにミドリイシには低過ぎる比重です。


サンプの水位は足し水で一定を心掛けているので、おそらく換水時の比重がかなり低かったんだと思います。

貯めるRO水と投入する塩の量はほぼ一定なので、最初に投入量を決めた時に測定した比重が上記の要因により実際より高く表示され、比重がかなり低い状態がずっと続いていたせいかもしれない、と考えました。

そしてジワリジワリと弱ってきた・・・みたいな。



思い返してみると足し水を忘れたりして比重計が1.027くらいを指していた時は調子が良かったような気もするし、現在は濃いめの海水を補充して1.026あたりに上げて様子見中ですが、ポリプが出るようになってきたのでやはり、という印象です。


もしかしてもしかすると、以前からず~っと低比重状態で飼ってたのかも・・・。(汗)(汗)(汗)

調子が上がらない原因はコレか!?



この比重計は前々から校正しても値が安定しないのが不審だった為、新しい比重計を購入しようと思います。
やはりATCなしの比重計はこのように混乱の元なので皆様も安物にはご注意下さいw


ちなみにこの比重計の購入価格は2,780円でした。(爆安w)
1本目は3,980円。

値段は大して変わらないけど、1本目の時は2本目ほどの不安定感は無かった気がします。
画像は1本目のですが、これを見るとATCって書いてあるっぽいですね。
手元にある2本目は書いてなかった気が・・・。(汗)



水質に問題がないのにな~んか調子が上がらない、という方は初心に帰って比重(計)を疑ってみるのもいいかもしれません。



ベテランなら舐めれば判るとか!?w

作った人工海水はともかく、水槽の水は舐めたくないな・・・w




[ 2014/01/20 ] 水質のこと。 | CM(20)

稼ぎの9割をサンゴに奪われているなんて・・・。

こんにちは。

今日誕生日なので嫁ちゃんに「何が欲しい?」と聞かれたので「でっかい水槽」と答えたら「いいよ」と言われたけど(そのかわり私の誕生日は・・・ニヤニヤ)みたいな顔してたのでキャンセルしたどにゃですw

あぶないところだったぜ・・・w



先日、ふとネットを徘徊しているとこんな本を見つけ、面白そうなので買ってみました。


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サンゴ礁は非常に海水の透明度が高い。
つまり有機物やプランクトンが少なく、栄養塩も極めて低い貧栄養な海。
なのになぜサンゴ礁にはあれほど多くの生物が住めるのか。
その秘密は褐虫藻にあった・・・。

本書はこんな感じで始まります。



まだ半分くらいしか読んでいませんが、この本はあくまでサンゴとサンゴ礁のはなしなので、飼育書ではありません。
サンゴ飼育のノウハウに関する事は一切書かれていないと思われます。

なのに、目次の頭からワクワクが止まりませんw

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サンゴを飼育するアクアリストという立場から見たら、むしろこれはディープな飼育書にも見えます。

サンゴ「礁」のはなしなので、主にミドリイシなどの造礁性サンゴについての内容です。

私もまだそこまで読み進んでいませんが、「白化する理由」とか、「褐虫藻とサンゴのストレス耐性」なんて特に気になりますよね?


前半部分は、そもそもサンゴとは何なのか、どうやって生きているのか、褐虫藻との共生、それぞれの役割などについて詳しくわかりやすく書かれています。

特に褐虫藻との関係はページ数も多く、その重要性について伺い知ることができます。


別にこんなことは知らなくてもサンゴ飼育はできますが、サンゴや褐虫藻への理解を深めることでサンゴ飼育がもっと面白くなると思いますし、色揚げのヒントになりそうなことも得られると思います。


これを読んで、褐虫藻の少ないパステルなサンゴの飼育が難しい理由が良く解りました。
その理由を1つ。


褐虫藻は光を浴びて光合成して得たエネルギーのうち約9割をサンゴに渡すそうです。
自分の活動を賄うのは残りの1割。
サンゴ(ポリプ)自身も自ら捕食活動をしていますが、褐虫藻からのエネルギーに比べれば微々たるもので、サンゴはその褐虫藻から得た膨大なエネルギーのうち、なんとおよそ半分もの量を表面の粘液分泌に使うそうです。

粘液は使い捨ての衣服に例えられていました。
清潔な粘液で菌や汚れ、乾燥などから身を守り、汚れたら捨てて新しくする、つまり防御機能。
ということは褐虫藻の量=防御能力、とも言えそうです。


つまり・・・


不細工な夫は労働して得た給料のうち約9割を妻に渡す。
自分の生活費は残りの1割。
美人の妻もパートはしているが微々たるもので、妻は夫の給料の半分を洋服に使い、汚れたら買い換える。



我々はこんな鬼のような妻を熱心に愛で、働き者の夫を醜いと罵り、かつどうにかして追い出そうとしているワケですw
ヒドい話だw(※)



確かに以前から感じていたことです。
パステルなサンゴほどミューカスの分泌量が少ない、と。
だから雑菌や汚れに弱いんですね。


このようにサンゴの飼育経験があると、より本書への理解は深まると思います。


この先はまだ読んでいませんが、中盤はサンゴ礁の生態系について、後半はサンゴ礁の危機などについて書かれているようです。

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とても興味深い本だったのでご紹介してみました。


amazonで882円(送料無料)で買えますので興味のある方は是非。



ウチの嫁ちゃんがサンゴじゃなくて良かったw







※厳密には服というより家を守るものなので住んでいる夫(褐虫藻)にもメリットがあります。
ギャグなので誤解なさらぬようw



[ 2014/01/11 ] 小物のこと。 | CM(16)

【訃報】超高級煮干し。

ども、どにゃです。


先日、ふとルンバのゴミを捨てようとタンクを外したところ、埃の中に何やら紫色の煮干しが・・・。


取り出してみると、それはパープルファイヤーゴビーの変わり果てた姿でした。

もう完全にカリっカリになっていました。


水槽から飛び出してしまったようです。


体は真ん中からポッキリと2つに折れていたので、おそらく飛び出してからソファの下など目につかないところでカリカリになってからルンバに回収される際に折れたものと思われます。


魚の飛び出し事故は2回目で、1回目はハタタテハゼでした。

やっぱり遊泳ハゼ系は飛び出しやすいようです。



夜間照明があっても水槽にフタをしない以上、飛び出しは避けられないですね。

ウチの水槽で約2年3ヶ月、と3番目に長い生体でした。


フタをしていないので仕方ないとは言え、とてもキレイなお魚だったので残念です・・・。



[ 2014/01/10 ] おさかなのこと。 | CM(6)

今年のMyアクアについて考える。

皆様、あけましておめでとうございます。

どにゃです。


昨年は皆様にお世話になり、大変感謝しております。
今年もよろしくお願い致します。



さて、最近は新水槽のことばかり考えております。

今まで海水水槽の立ち上げは2回経験しましたが、いずれも当初に明確なコンセプトはありませんでした。

「何が好きになるかなんてわからないから、思うまま好きなように進めよう」という感じでした。

始めの頃は店頭でミドリイシを見てもキレイだとは思えず、むしろユラユラ系のLPSの方がキレイじゃないか、「なんでこんなのにハマるんだろう?」と思っていましたw
今思えば、言い方は悪いですが「売れ残り」を見ていたのです。

しかし、ちゃんとキレイなSPSを見た時、ミドリイシってこんなにキレイなのか!と感動した覚えがあります。



そして海水水槽を始めて3年弱経過し、おおよそ自分の好みがハッキリしてきました。

私はやはりSPSが好きなようです。

今自分の水槽を見ている時間のうち、ほとんどサンゴを見ている自分がいます。
ショップに行っても真っ先に見るのはサンゴです。

もちろんお魚も好きですが、今の水槽が魚水槽になっていないという事はそういうことなのでしょう。


ということで、次の水槽は「SPS水槽」という前提のもと、構想していくことにします。




現時点で決まっているのはガラス水槽(AMP)で、サイズが1200x600(D)という点だけ。


高さは450と500で迷っています。
600あればダイナミックなレイアウトも可能なので迫力ある水槽になると思うのですが、観賞性やメンテナンスを考えてもう少し高さのあるキャビネットにしたい(現状700mmなので800~900にしたい)のですが、その上に600となると合計140~150cmになります。

私のワキは140cm以下なので底まで手が届かなくなりますw
なので、水槽は低めにしたいと思っています。

450でもいいのですが、レイアウトの幅や水量を考えるともう少しだけ欲しい。
でも500だと割高になるのでう~ん・・・みたいな。

まぁこの辺はギリギリまで考えると思います。



あとはシステム。

これは目標とする水景によって決まるので、まずはどんな水槽にしたいのか、ハッキリとした「目標」を定めなければなりません。


今まで見た中で本当にすごいと思った水槽はいくつかありますが、筆頭は我らがあなごんべ先生の旧1200水槽(特に2010年下半期頃)です。

2010年9月の水景
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この水槽は子どもからベテランまでをも感動させる、素晴らしい水槽だと思います。
ピカピカなサンゴいっぱい、キラキラなおさかないっぱい、まさに夢の水槽です。
日本式ベルリン(以下ベルリン)の究極、完成形と言っても過言ではないでしょう。

知識、経験、技術、手間、お金の全てを注ぎ込んだ結晶であることは間違いありません。


あとは最近MAに掲載された、同じくベルリンのカフェ・ド・ロゼさんの水槽も同じくらいステキですね。
mjnekoさんミスズさんがスイハイに行かれていますね。
私も行ってみたいです。



こちらはZEOvitですが、この水槽に私は心を奪われました。

MR Kang's Reef Tank.

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kzの本家も然りですが、サンゴがこんな色になるなんて本当に驚きました。
まるでプラスチックのおもちゃのようです。


ここまで全て大水量+メタハラ使用。

もちろんこれ以外にもありますし、900や600でも激美な水槽はありますが、共通するのは「大型水槽」であるか「ZEOvit」であるかのどちらかまたは両方であることがほとんどです。

まぁ、「全て実際に目で見たことはない」という点を付け加えておきますがw



大型水槽でのベルリンは換水も大量です。
換水自体は嫌いではありませんが、今の我が家の諸々の事情を考えるとちょっと好ましくありません。

おさかなをいっぱい・・・と考えるとバイオペレットも興味はありますが、ZEOにはもっと興味があります。

という感じで現状はZEOの方向で考えています。



必要なものは・・・

水槽
キャビネット
サンプ
クーラー
Caリアクター
ZEOvitリアクター
メインポンプ
ウェーブポンプ
ZEO用品一式

ほぼ全部。(汗)
照明はやはりメタハラ代替のフルスペでいきます。

水槽とキャビとサンプとクーラーだけで50万くらい?
各リアクターは315さんに作ってもらいたいです。
スキマーも贅沢を言えば泡王にしたい。


ざっと見積もっても70~80万はかかります。
フルスペ入れたら100万オーバーの水槽ですw



私の安月給ではいつになることやら・・・orz



[ 2014/01/08 ] 日々のこと。 | CM(14)