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リンを添加してみた。

こんにちは、どにゃです。

LEDネタばかりでしたので、たまには水槽ネタを。(笑)


以前の900水槽の時もそうでしたが、ウチの水槽はなぜか栄養塩(リン・硝酸)が出ないし上がりません。
最近はガラス面でさえ、掃除して2週間くらい経っても極うっすらと白っぽい汚れがつく程度で、茶や緑のコケは全く見られません。


前提条件としては、下記の通りです。

・総水量約380L
・循環 約3回転/時間(実測)
・スキマー skimz SL203 ポンプDC6000最弱運転(10段階の1)
・換水 RO/DI 約10%/週 (たまにサボる)
・吸着剤、バイオペレット、ゼオライト、炭素源添加なし
・おさかな 12種14匹
・給餌 冷凍のブラインとホワイトシュリンプを各1ブロック+粒餌/日
・添加剤 ZEObak、Coral Vitalizer、Sponge Power、Amino Acid (いずれも週1回程度)

こんなとこでしょうか。


硝酸塩はずーっと出ないため試薬を買ってないので測っていませんが、1/11にショップで測ってもらった際は検出せずでした。

リンはハンナのULRチェッカーでたまーに測りますが、いつも表示はゼロです。

1/28測定
20160128193930-289.jpg

試薬の期限は切れていませんが、念のため同日に水道水を測定したらちゃんと出ました。
20160128194851-288.jpg



栄養塩を上げたい動機は、ネット上ではありますがキレイなサンゴ水槽の水質データを見ると栄養塩がゼロではないことがほとんどで、「多少の栄養塩は必要なんじゃないか?」という仮定を立ててみたのです。

個人的な経験ですが、栄養塩が低すぎるとどうもサンゴの共肉が痩せたり艶(色)がなくなるように感じています。
そして本来ならミューカスでヌルヌルしているはずのサンゴがカサカサになって、肌色や薄褐色、色が抜けて白っぽくなったりして、やがてダメになってしまうことがほとんどでした。(最近はあまりなくなりましたが)

サンゴも栄養塩は吸収しているそうなので、それが枯渇という事になれば何らかの変調をきたす要因になっても不思議はありません。
実際、ソフトコーラルなどは多少の栄養塩があった方が成長も状態も明らかにいいです。

※もちろん基礎成分のパラメータには問題がない前提です。


その検証のため、数ヶ月かけて循環数を下げたりスキマーを弱めたり餌を増やしたりしてきたのですが、数値上は一向に効果が出ません。
ただ、一部のサンゴには若干の変化が見られ、共肉の厚みや艶感は向上しました。
僅かながらではありますが手応えを感じられたので、テスターで少し検出されるくらいまで上げてみたいと思っています。


しかし循環もスキマーもすでに最低出力なので、現状ではこれより下げることはできません。
スキマーの間欠運転も良さそうですが、JebaoのDCT6000前期型コントローラーは電源を落とすと出力設定のメモリーが揮発してしまい、再起動時はフルパワーになってしまうので断念しました。
完全停止はさすがにね・・・。(笑)

あとは餌を増やすことくらいですが、すでに十分な量のようでこれ以上増やしても食いが悪いです。
あと太るのは良いんですが成長速度も上がり、ロリ好きな私にとってこれは正直悩ましいです。(笑)
なので魚は増やしたいと思いますが、なんでもいいってワケにはいきませんのでただ今好きな魚の入荷待ちです。


栄養塩を消費している要因を削減するという手もありますが、それが一体何なのかがわからないのと、土台をいじってしまうと軌道を外れた時のリカバリーが難しくなるため、「供給を増やす」という方向で考えました。
これなら問題が出ても供給を止めれば済むはずです。


そしてとあるお方からこんなものを頂きました。

「菊のPK」!

20160201173510-344.jpg

ご覧の通り植物用の活力剤ですが、その主要成分はP(リン)とK(カリウム)のようです。

これをリン添加剤として使ってみます。


まずは飼育水の測定。
2/3時点でもゼロです。
毎日冷凍餌まき散らしてるのに誰が吸ってるの?

20160204005100-448.jpg



添加量を決めるために、まずは濃度を測定しました。
飼育水1Lに対して、スポイトで1滴添加して測定すると39ppbでした。

20160204005703-873.jpg

ちなみにこれは元素の「リン」(P)であり、化合物の「リン酸塩(PO4)」ではありません。
リンは「phosphorus」(フォスフォラス)、リン酸塩は「phosphate」(フォスフェイト)です。
これ以上は突っ込まれても知りません。(笑)

ハンナのリン(酸)チェッカーはこの2種類があり、これはphosphorusと書かれている「ULRバージョン」や「ppbバージョン」などと呼ばれる方で、ppmバージョンより低濃度の測定を目的としています。

リンとリン酸塩は計算式で換算が可能です。
計算過程は省略するので、知りたいという奇特な方だけ記事の最下部をお読みください。(笑)


<計算省略>


この測定結果から、この液体を100Lに対して5ml入れると約0.12ppmのリン酸塩が上昇することがわかりました。

ウチの総水量は380Lなので換算すると5*3.8=19mlになりますが、さすがに0.12ppmは多すぎるので、様子見としてその約1/10である2mlを入れてみました。

翌日にどのくらい検出されるか測ってみて、量を調節していきます。



さて、どうなるでしょうね。

サンゴが元気になるのが先か、コケが爆発するのが先か。


経過や結果はまた後日に報告するかもしれませんし、しないかもしれません。(笑)



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[ 2016/02/04 ] 水質のこと。 | CM(20)

立ち上げから半年経過で考える、ベルリンとRCPとトリトン。【後編】

お待たせ?致しました、続きです。

字ばっかりで長い上にマニアックな話ですw



早速ですが、中12日でリトリトン(笑)した結果がコチラ。
この間は約10%の換水を一度しただけです。

triton2_20150612141529aee.jpg



まず、数値の高低は大よそ似通っている・・・ということはやっぱり間違いじゃなかった!

その前に、前回の結果を見てすぐにコーラルラボさんに相談していたんですが、大塚さん曰く

「砂が溶け出しているのでは」とのことでした。

ナルホド・・・確かに厚く敷いた砂は内部でpHの低下が起こり、溶け出すというのは知識としては知っている。
でも、各値がこんなにも高くなる物なんだろうか?
カルシウムリアクターだって900水槽時代の小さめのものを、かなり絞り目に使ってるし・・・。

やっぱり何かの間違いなんじゃないだろうか?

という疑念がどうしても払えず、大塚さんのアドバイスもあり、「じゃあもっかいやってみましょう」となったワケです。
その結果がコレ。

やはり、「砂が溶けている」と考えて良さそうです。

そしてこれこそがベルリン・・・というか、砂を厚く敷くメリットであり、デメリットでもあるのでしょう。

「厚く敷いた砂からは色々なものが溶け出して水槽内に供給(影響)するが、何がどれだけ出ているかはわからない。」


また使用する底砂によってもかなり変わると思います。
いつまでもリンが消えない、計れる水質は問題ないのになぜか調子が悪い、うまくいかない等・・・。
だからベルリンは基本と言われつつもなぜかガイドライン的な物が無く、人によって結果がバラバラなのかもしれない、と考えると筋が通っているように聞こえます。
まぁライブロックの質や塩の違いもあるとは思いますけどね。


「ベルリンの水質を決めるのは砂」といっても過言ではないのかもしれません。
あとカルシウムリアクターのメディアにも同じことが言えますね。

その、「何がどれだけ出ているか把握できない」というリスクを排除した結果が最近流行の「薄敷き」と「ドーシング」なのでしょう。
「薄ければ全く溶けないのか?」は私にはわかりませんが、厚いよりは遥かに影響が少ないであろうことはわかります。
海外でドーシングがメインなのはガスボンベの調達が困難だからというのもありますが、リアクターメディアからの溶け出しも砂に比べたら大したことはないでしょうが、ドーシングで管理した方がより確実です。

ただ、トリトンの登場によって厚砂でも水質管理がしやすくなったのは間違いありません。
何が過剰で何が不足しているのかが一目でわかりますから、ワケがわからず迷走している人は一度試してみるのもいいかもしれません。
もちろん、全ての値をトリトンの推奨値に合わせればそれだけで全て上手くいくわけではないと思います。

しかしトリトンの推奨値は天然海水をベースに沢山のキレイな水槽から導き出した値らしいので、ただ単に「天然海水を真似る」ものではなく、水槽という人工環境下において実績のある値かと思われます。
当然、水質にはバクテリアやその他有機物も重要なので、トリトンの数値(無機)だけを合わせたからって100点満点にはならないけど、誰でも70点は取れる、みたいな感じでしょうか。
そこから先は己との戦いになりますが。



話を戻します。


しかし12日しか経っていない(約10%換水1回)のに、意外と変化量が大きいですね。


カルシウムは約7%減の約470です。
まだ高めですが警告は消えました。

マグネシウムは約2%減の約1440、こちらもちょい高めですが警告から外れました。

カリウムは依然として高くレッドゾーンの約480ですが一応約3%減。

あと変化が大きいのはストロンチウム、約15%減ですがほぼ適正値の約8mgです。
モリブデンだけ約3%増えていますが測定誤差かもしれません。

バナジウムも減少が大きく、約18%ダウン。
レッドゾーンですが色揚げに関係しているかもしれないのと、所詮は微量なので問題視はしていません。

その他は大体数%の減少を示しています。

鉄はなぜか前回検出されたのが今回はゼロ。
あと今回なぜかアルミが微量に検出されていました。
あまりにも細かく気にしすぎるとキリが無いのでこの辺は無視ですw


まだ適正範囲ながら、リンが急に上がっているのは気になりますので給餌量を少し減らしてみようと思います。
ただ、個人的には全くのゼロよりは多少はあった方がサンゴにはいい気がしています。


2月のトリトンではリン酸が0.005と低すぎイエローでしたが、それだけでは茶色は抜けなかったし、リン酸が上がった今を見てもさほど色が落ちたという印象はありません。
むしろリン酸が低すぎると、茶色が抜けるというよりキレイな色素自体も薄くなるというか、共肉が痩せていく気がします。
最近共肉に厚みが出てきたサンゴがあるのはリン酸の増加によるものではないかと考えています。

もちろん高すぎれば褐色化や成長阻害を招くとは思いますが、海外の激美リーフタンクのスペックを見ると大抵は僅かにリンが出てることからも、微量のリン酸と色落ちは必ずしも直結しないのではと感じています。
それよりは今回判明したカリウム過剰のように、何かが著しく過剰になっていることが原因であるパターンの方が多いのかもしれないと感じました。


管理方法は変わらないにも関わらずほぼ全ての値が減少していることから、砂からの溶出はピークを過ぎ、ひと段落した段階に入っているとみて良さそうです。
「ベルリンの安定は半年以上」説は、この砂の溶け出しが安定するまでにかかる時間、というのも一つの要因と言えそうです。










さて、それではこれからどうしていくかですが、理想を言えばトリトンの個別の添加剤で不足部分だけをピンポイントで補っていくのが最も確実と言えますが、個人的にはRCPに着目しました。

RCPとはレッドシーのコンプリートリーフケアプログラムのことですが、その説明をよく読むとなかなか説得力があります。
詳しくは省略しますが、特に色揚げに関わる添加剤の「コーラルカラー」のこの一文です。

「研究の結果、サンゴの成長と代謝活動に比例する全体的なカルシウム消費と各コーラルカラーの間には、一定の比率があることが分かりました。」

つまり、サンゴがカルシウムをいくつ消費すると○○がいくつ、××がいくつ、□□がいくつ減る、という吸収比率があり、、基本的にはABCDの4種類ある添加剤をすべて同量使用すればその比率になるよう濃度調整がなされているということです。

まぁそんな理屈通りに行けば苦労しないし、今回の結果のように全ての元素がフラットな状態ではないことが多いと思うので、特に添加開始時は各テストキットやトリトンなどで現状を把握してからの方が良いでしょう。
その後も個別に適量を添加する方がより確実ですが、消費比率に沿って添加をすれば大間違い(イオンバランスの崩壊)は起こりにくそうな印象です。
トリトンは結果が出るまでにタイムラグがあるのが難点ですね。

試しに、ウチの水槽の現状と各コーラルカラーの添加物を照らし合わせてみました。

triton3.jpg


コーラルカラーAはヨウ素、臭素、フッ素です。
フッ素は今回の検査(ICP-OES)ではわかりませんが、ヨウ素と臭素はちょうど不足成分として合致しています。
これは添加する価値がありそうです。
ちなみにトリトンの検査は2種類あり、もう一つのHPLCという検査でフッ素、塩素、硝酸塩が計れます。

コーラルカラーBはカリウムとホウ素ですが、ホウ素は適正、カリウムは過剰なのでこちらは添加しない方が良さそうです。

コーラルカラーCは鉄や微量元素で、すべてが枯渇状態なのでこちらも添加した方が良さそうです。
ちなみにコーラルカラーCに含まれる銅、アルミ、亜鉛あたりに、褐虫藻抑制や発色向上などの色揚げのヒントがあるような気がしています。
トリトン的には鉄はいらないみたいですが、レッドシー的には0.15ppmが最適濃度だとしています。
どちらが正しいのでしょうね。
ないよりはあった方が良さそうな気はしますが・・・。

コーラルカラーDはさらに微量の元素、銀、金、バナジウム、タングステンです。
バナジウム以外はトリトンですら測定できないので、判断が難しいところです。
一応カルシウムの減少量を目安に規定量があるので、それに従うのがまず最初かなぁ。
ていうか金とか銀なんて本当に入ってるのか?(笑)
バナジウムは現状過剰状態ですが、減少が大きかったのでとりあえず規定量は添加してもいいかもしれません。


こうしてみると、たまたまかもしれませんがキチンと考えられた組み合わせのように感じます。
ヨウ素と臭素は一緒に減る、ホウ素とカリウムは一緒に減る、みたいな法則があるのかもしれません。
知らないけど。(笑)

効果測定には一つずつ試すべきですが、消費バランスを重視して同時に添加開始していきたいと思います。


それより先に、過剰であるカリウムを何とかしなければいけないのかもしれません。
取り除くには換水が手っ取り早いですが、今使っている塩自体にもカリウムが多めに含まれているので、減らすという意味ではあまり効率的ではありません。
となると、カリウムの低い塩での換水が効果的ですが、ここでリービッヒの最小律のことを思い出しました。

これを解りやすく説明したものが「ドベネックの桶」です。

image003.jpg

このイラストではカリウムが少ないため、他の要素が余ってしまっている状態を示しています。
この場合は他の物をいくら足しても、カリウムが制限因子となり成長は促進されません。
これは植物の話ですが、サンゴにも当てはまるのではないかと思います。

つまりウチの場合はカリウムが多すぎるのではなく、それ以外の何かが少なすぎるので消費されにくくなっている、という考え方です。
この原則に従って考えるのであれば、枯渇・不足している物を補ってあげればカリウムの消費も促進されるハズです。


というわけでだいぶ長くなりましたが、水槽が安定してきたのでRCPのコーラルカラーを試してみたいと思います。
変化があれば、また。


[ 2015/06/13 ] 水質のこと。 | CM(16)

立ち上げから半年経過で考える、ベルリンとRCPとトリトン。【前編】

こんにちは、どにゃです。

少しお久しぶりですね。

さて、現在の水槽は立ち上げから半年が経過し、いわゆる「ベルリンの安定は半年かかる」という言葉を改めて実感しております。

今回の水槽は「改めて基本から」というコンセプトで進めてきたので、添加剤の類はほとんど使用しておりません。
ここ2ヶ月くらいに至っては全くと言っていいほどで、思い出したようにZEObakを入れるだけで、それ以外は一切入れていません。

そのせいか、ここの所は実に安定していてサンゴのコンディションは一定を保っています。
色に関しても、微妙な変化こそありますが特に落ちないかわりに揚がりもしない、といったところです。(笑)

ただ、3月に記事にした「KR93XPでのトゲサンゴの成長と色の変化。」でご紹介したトゲサンゴは少し黒ずみ、ピンクが薄くなりました。
それとショウガやハナヤサイも似たような挙動を示しています。

この時に要因として考えたのは、ヨウ素の添加です。
2月に出したトリトンでイエローマークが出るほどヨウ素が低かったため、2-3月はヨウ素を積極的に添加していました。
しかし添加剤が無くなってしまった為、そのまま様子を見ていたらじんわりとですが色落ちしてきました。
それだけが原因ではないと思いますが、色素系のピンクばかりに変化が現れたので全く無関係ということもないかなぁと考えています。




そして5月10日に採水した水をトリトンしてみたところ、かなりの変化がありましたのでエクセルにまとめてみました。


triton.jpg

塗りつぶしナシはOK、色付きは警告、過剰は太字としています。
なお、重金属の類は全てゼロなので省略。
単位も省略していますが、硫黄まではミリグラム(mg、1000分の1)で、リチウム以下はマイクログラム(μg、100万分の1)となります。(リン酸はミリグラム)


ちなみに、この2-5月の間にカルシウムリアクターの調節は適宜していましたが、メンテやメディアの追加・交換などは一度もしていません。
換水ペースもほとんど変えていません。
基本は週に約10%です。
3週ほど20%に増やしたことはありますが、所詮は20%ですので各パラメータに大きな影響を与えるとは考えにくいと思っています。

これを前提として順に考察してみたいと思います。


ナトリウムは特に気にする必要はないでしょう。
少し比重を上げたせいか、微増。

カルシウムは低過ぎレッドから一気に高すぎイエローへ。
確かに、低すぎたのでリアクターを少し開放したり、リーフファンデーションA(カルシウムとストロンチウムの複合剤)を入れましたが少量を数回程度ですし、2月の結果を受けてから新しく買ったCa試薬で計りながらなのでここまで上がるのはちょっとおかしいです。ちなみにこの5月の採水した日に試薬で計った数値は440でした。試薬がもうダメになったのかしら・・・。

マグネシウムもかなり増えています。
これは認識しており、なぜかはわかりませんが、ジワジワと上がっていきました。
リアクターには稼働当初からMgメディアが多めに入っていますが、2月の時点では1331と適正なのに対し、約140以上も上がっています。これは試薬での測定(1460)とそれほど変わりません。


カリウムは約380だったのが約500へと大幅に増加しています。
当然添加剤などは不使用です。謎です。


臭素、ホウ素、ストロンチウム、硫黄、リチウム、ニッケル、モリブデンはまぁヨシとしましょう。

青色の色素に影響があると囁かれているバナジウムですが、これまた謎です。
バナジウムは微量で、消費が早いのか添加してもなかなか検出されるまで上がらないという話を聞きます。
またほとんどの人工海水には含まれておりませんし、私の使っている塩にも含まれていないという情報です。
実際に2月の時点ではゼロでした。
それがここ3ヶ月で大幅に増加し、推奨値の1.20を大きく上回る4.92でレッドゾーン突入です。


亜鉛は微量にあったものがゼロへ。
これに理由をつけるとすれば、立ち上げ時に使用したヴィーソルトに含まれていた亜鉛が、亜鉛を含まない塩にて換水したり消費されたりしてゼロになったのかもしれません。
亜鉛は結構サンゴへの影響があるらしいのですが、ヴィーソルトやライブシーソルトには含まれているようです。

マンガンはパス。

ヨウ素は少し増えています。
これは塩にも適量含まれているので消費と供給の問題かと思われます。
ただもう少し持ち上げた方が良さそうです。
前述のトゲに関しては、3月にかけて持ち上がったヨウ素がまた下がってきたのかな?と思いましたが、レッドシーの見解によると「カリウム過剰はサンゴの色が暗くなる」とあるので、カリウム過剰の方がより影響しているかもしれません。

クロム、コバルトはパス。
鉄・・・は添加しても消えやすいはずなのに、何で出るのかわかりません。

バリウム、ベリリウム、ケイ素もパス。

リンとリン酸は低すぎイエローだったので、魚への給餌量を増やしたり冷凍餌を積極的に使いましたのでその影響かなと思います。


さて、ここまで考察して、納得できない項目がいくつかありました。

無添加の水槽で、こんな値が出るものなのか?
特にカリウムやバナジウム。
コレは本当に自分の水槽の値なのか?
もしかして何かの間違いなのでは・・・。


どうしても納得できないので、念のためもう一度トリトンしてみることにしました。
もし万が一間違いであれば全く異なる結果になるだろうし、そうでなければやはり間違いなく自分の水槽であり、また短期間で水質がどのくらい変動しているのかもわかるので、今後の管理に役立ちます。

そして結果が出ました。

ドキドキしながら開くと・・・


続くw


[ 2015/06/12 ] 水質のこと。 | CM(8)

高級人工海水 トロピックマリン プロリーフ。

こんにちは、どにゃです。


海水魚飼育において必要不可欠なアイテム、人工海水。
ナチュラルシステムの場合は100%天然海水での管理というのが理想かもしれませんが、現実的にはなかなか難しいので人工海水を使用する方がほとんどだと思います。


現在、人工海水はたくさんの銘柄がありますが、目で見ても違いが判らないのでどれがいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
いや、使っても違いが判らない場合もあるかもしれませんw

メーカーの謳い文句も、高品質な~とか、最適なバランス~とか、どれも似たり寄ったりです。


飼育生体やスタイル、求めるもの、または個々の水槽によってもベストな選択が変わるでしょうし、その性質上、使用感を短期的に判断することも難しいので悩ましいですよね。


唯一公平な判断基準となるものは「価格」しかありません。
特にビギナーのうちは「価格」が最重要視されるでしょうし、私もそうでした。


次に気になるのが「評判」ですかね。
ただこれも、同じ銘柄でも人によって様々だったりするのでなかなか困惑させてくれます。
逆に言えば、塩の違いなんてその程度でしかないのかもしれません。

ZEOやBAなどはシステム指定の塩がありますから、個人的には絶対にそれを使うべきだと思います。


あとは実際に自分で使ってみて判断するしかありません。



では実際に人工海水の銘柄による違いは大して無いのでしょうか?

答えはNOです。

違います。

かなり違います。


そう言い切れる根拠は例のトリトンです。


各塩への言及は控えますが、それぞれに特徴があってなかなか興味深かったです。

気になる方は是非ご使用の塩を計ってみると面白いと思います。



さて、私が現在使っている人工海水はクマリンシーソルトプレミアムですが、ロットのせいかもしれませんが以前計った時よりちょっとCaとMgが低い(開封したばかりの新品試薬での測定)ため、添加剤で補っていました。

しかし添加剤で水槽内の値を理想値に上げても、人工海水の値がそれを下回っていると換水した分だけ下がってしまうことになります。
つまり換水の度に海水と添加剤を捨てて、捨てた分の添加剤をまた入れる、ということ・・・。

なんのこっちゃw

よくよく考えてみると、ただ添加剤と試薬と手間を捨てているだけ・・・。(汗)(汗)(汗)



これではあまりにもバカらしいので塩を変えることにしました。

Caリアクターも最大300Lクラスの物なので少し非力ですし、減りやすい基礎パラメータは飼育の推奨値より高い方がいいですしね。

あ、これは決してクマリンシーソルトプレミアムが良くない塩というワケではありませんので誤解の無いようお願い致します。
高カルシウムが要求されるSPS水槽ではちょっと物足りないかな、という印象ですが、SPSメインでなければコスパの良い塩だと思います。



というワケで、フンパツしてトリトン推奨かつ海外でも評判がいいらしい「Tropic Marin PRO-REEF」を購入してみました。

20150312232822-69.jpg

どうでもいいですが、このようなバケツタイプの塩を買うのは初めてです。
空になったバケツは便利ですが、そんなに何個も要らないよね・・・。
捨てるのメンドクサイなぁ。

価格的にはかなり高価です。

公式サイトをよく読むとやはり色々と謳い文句が書いてありますが、要約すると医薬品グレードの塩を使って厳格な品質管理のもと、天然海水から見つかった70種類の主要・微量元素を正確な割合で含み、天然海水の組成に近づけた塩だと書いてあります。

まぁ謳い文句を鵜呑みにしてもうまくいかないのがアクアですから話半分に聞くとしても、値段が高いものにも安いものにもそれだけの理由があると私は思いますのでとりあえず使ってみようと思います。


早速水質測定してみたところ、なかなかいい感じです。

Salinity 35ppt
KH 8.8
Ca 440
Mg 1400

ちなみに公称値は
KH 7
Ca 440
Mg 1350
です。

カルシウムはもう少し欲しいところですが、メーカーはリアクターとの併用を推奨しているのでまぁこんなもんでしょう。

とは言えいきなり大量換水するのも不安なので、公式サイトの説明通り、週に10%の換水で進めてみようと思います。



さらに海水の作り方について今一度勉強し直したところ、メーカーや人によって説明がバラバラなのでこれも困惑しますね。

・溶けたらすぐ使ってOK
・○時間以上は撹拌するな
・最低24時間以上は撹拌しろ

撹拌の仕方も、

・エアレーションしろ
・エアレーションはするな

水温も、

・塩を溶かしながら温めろ
・水は使う直前まで温めるな

塩の入れ方も、

・全量分入れる
・少しずつ入れる

等色々です。
それぞれ理由はあるそうですが、同じ塩なのに何が違うんでしょうね。

ビギナー向けの説明だと、大体各項目の一つ目であることが多いですね。
まぁあまり仰々しくなると敬遠されますしカンタンな方がいいですからね。


もっとも、ちゃんとしたメーカーならキチンと理由があって出しているガイドラインだと思うので素直にメーカーの指示に従うのが間違いないでしょう。
例えばコーラルプロソルトは使用経験ありませんが、オフィシャルは4時間以上撹拌するなと言ってますね。
長時間撹拌すると白濁するそうです。







しかし今回この塩の使用にあたって海外のフォーラムの情報をいくつも見ましたが、このプロリーフに関しては24時間以上は撹拌した方がよいとの意見が多かったのでそうしようと思います。

溶けてすぐは見た目が透明でも、化学変化(pH)は落ち着いていないそうです。


エアレーションは特に記載が無いので不要かな?

なお水温が上がるとカルシウムが沈殿し白濁するので常温にて撹拌し、使用前に加温するのがいいそうです。
これについては他の塩で経験済みで、確かに夏場、高水温になった時に白濁したことが良くありました。
やはり化学変化が安定する前に水温が一定以上上がってしまうと、このようなことが起きるのかもしれません。
高KHの塩も白濁しやすいですね。


それと撹拌力が弱いと、塩を一気に入れた時に一時的に沈殿した部分が飽和状態となってしまい、成分の結合?析出?が起きる可能性がある為、本当は沈殿しないように少しずつ入れた方がいいみたいです。


その為、撹拌には低発熱でハイパワーなポンプが良いです。
今使っているのはRio+2100なんですが、コレが結構発熱するんですよね・・・。
余ってるDCウェーブポンプとかでもいいんですが、イチイチアダプターやコントローラーを引きずり回すのは使い勝手が悪いので、コラリア等のコンセントにブスリで使えるACウェーブポンプが良さそうです。
夏までに用意しようかな。


まぁ気にしたらキリが無いのですが、今後は丁寧な海水作りを心掛けてみたいと思います。


換水直後にサンゴがポリプを引っ込めたりミューカスを出していたら、それはストレスになっているハズですので海水の作り方を見直してみるといいかもしれませんね。


[ 2015/04/08 ] 水質のこと。 | CM(10)

トリトンラボの水質検査でわかった試薬や塩のこと。

こんにちは、どにゃです。


すでにチラホラ報告が上がっているトリトンラボの水質検査サービス。

カンタンに言うと、海水を超凄い測定器で分析して32項目の元素を可視化してくれるサービスです。
詳しくはコーラルラボさんへ。


私が飛びつかないワケもなくw、とりあえず水槽の水を検査してもらいました。

その結果が先日出ましたので公開してみます。
塩分濃度は34pptです。


各列は元素、分析結果、トリトン的推奨値、推奨値との差異、警告レベル(黄色=注意  赤=ヤバい)となっています。
(それぞれがゼロの場合の差異が-0.10になっているのは不明)

赤文字は私の注釈です。
triton1.jpg
triton2.jpg



それぞれのグループについて詳しくはmjnekoさんのブログをご覧下さい。

私は全て解説できる能力はありませんので、要点だけ書いてみます。


ちなみに測定時は立ち上げから約2ヶ月経過で、最初の1ヶ月は換水なし、以降は2週に1回約25%の換水をしています。


今回の検査で最も知りたかったのは、やはりカルシウム、マグネシウム、リン等のせっせと試薬で計っている部分です。
ここについては最後に。

試薬と言えばあれ?KHは?と思いますよね。
KHについては色々調べているのですが、イマイチよくわかりません。

まず、KHという単体のミネラル(元素)はありません。
KHは日本語で「炭酸塩硬度」という意味なのですが、アクア用試薬で計っているのは「炭酸塩硬度」ではなく、「アルカリ度」だそうです。
KH試薬は、単に飼育水に酸を入れて、酸を中和できるアルカリ物質の総量を計っているに過ぎない、という事らしいです。
じゃあサンゴが消費するKHって、実体は何なんでしょうね?
炭酸カルシウムと炭酸マグネシウム?
じゃあKH計る意味って何?
???

詳しい人教えて下さい。


ま、よくわかりませんがとりあえず分析結果を見ていきます。




このグループはひとまず置いといて、まず黄色信号が出ているのはヨウ素です。
ヨウ素は光で分解されるため水槽では減少しやすいとされていますね。
もちろんサンゴも消費します。
添加剤の種類も多いので、添加の重要性が伺い知れます。


なお今回の検査においては、塩だけで維持していたらどうなるか?というフラットな状態で分析をしてもらいたかったため、水槽立ち上げから元素系の添加剤は使用してきませんでした。
極たまにヨウ素と、先日のMg添加だけです。

ヨウ素の添加もほとんどしていなかったせいで低く、警告が出ています。
今後はヨウ素を添加していく必要があることがわかりました。


ちなみに鉄はトリトン的にはゼロでいいみたいですね。


リンに関しては、意外だった方も多いのではないでしょうか。
マリンアクアにおけるリン酸と言えば忌み嫌われ、低ければ低いほどよく、熱心にゼロを目指す方も少なくありません。

しかし、トリトンの見解によれば文字通りのゼロは良くないようです。
あくまで試薬レベルではゼロを目指すべきだが、完全にゼロにしてしまうのもまた良くない。
リンは生き物にとって、微量に必要なものなのです。
でも試薬のゼロと事実上のゼロの間の値なんて、今まで我々には知る術がありませんでした。

このリンも、やはり低すぎの警告が出ています。
PはリンでPO4はリン酸です。
違いは・・・やはりよくわからないw


ちなみにハンナのリンチェッカー(ULR)でPはゼロを示していました。
まぁ、分析器としては所詮オモチャレベルですのでこんな低い値は計れないのです。
だからゼロを目指しましょう、ということですね。

今回は0ppbの向こう側が見られましたw

低リンの対策は魚を増やせという事らしいので、魚を増やしていいというお墨付きとも取れます。

それ以外は概ねOK。




そして肝心の基本パラメータです。

念のため、検査サンプルを採水した日に試薬でも計っていました。
その結果は、Caが約400、Mgが約1260でした。
しかしトリトンの分析結果は、Ca356、Mg1331というもの。


何と、Caが356しかない!!
今回唯一の赤信号です。
道理で下から衰退していくワケだ・・・。
これは早急に対策しなければ。

逆に、低いと思っていたMgは青信号レベル。
ちなみに、両試薬とも期限は切れています。(汗)

じゃあ新品試薬の精度はどうなん?てことで、とりあえずCaの試薬を買ってきました。
トリトンに出した水は残念ながらもうないので、もう一度古い試薬で水槽の水を計ってみると約400でした。
トリトンに出した時と変わらずということは、あまり値が変化していないと仮定して・・・。
で、新しい試薬で計ると・・・なんと約350-360でトリトンの結果とビッタシ!!

やるなレッドシーw

改めて、古い試薬はダメ!ってことがハッキリしました。
まぁ同じ水を計ったワケではないので完全に一致かどうかは断言できませんが、nekoさんは同じ水でCaとMgがトリトンと一致したとのことなので、レッドシーの試薬はかなり正確なのかもしれません。



ストロンチウムとカリウムはおおよそ適正値。
塩にもよりますが、これらはこのくらいの換水で維持できるようです。

あと黄色信号はB、Bはボロン(ホウ素)ですね。
RCPのコーラルカラーBに入っていますがカリウムは足りているので様子見でいいかな。


というか全体的に推奨値より若干低いですね。
換水不足が読み取れます。

2/24訂正 よく考えたら塩の値がわからないと換水不足かどうかは判断できませんね。

今後じりじり下がっていくようなら換水量を増やすか、もしくはグローテックのコーラルABCあたりをうすーく使うといいのかもしれません。

ま、イオンは不足よりも過剰の方が良くないそうなので、多少低い分には様子見でいいでしょう。


しかしこのサービスはドーシングシステム(添加剤)の添加量のキャリブレーションにもってこいですね。
自分じゃ計れないものばかりです。


ちなみに、新しいCa試薬でクマリンシーソルトプレミアムを計ったら390しかありませんでした。ガーン。
ということは水槽のCaが390以上ある時に換水するとCaが下がるというワケで・・・。

こればかりは塩を変えるか、添加剤で補うしかありませんね。
まぁ足りない物に関してはそれだけ足せばいい話なので難しくはありませんが、塩自体に多く含まれている場合は当然ながら換水しても消費が上回らない限りは減りません。

換水でどのくらい補充され、換水までにどのくらい消費しているのかを知るためには、やはりnekoさんのように「塩・換水前・換水後」の3種を測定するのが理想です。
費用は掛かりますが、最適な換水スパンが割り出せます。


塩は各メーカーで結構違いがあるようです。



例えば、今回nekoさんが計った、今まで謎に包まれていたKZ Saltは塩だけを見ればイオンバランスはめちゃくちゃです。
ZEOvitガイドを見ると、日本語版はもちろん、英語版(p29)にもドイツ語版(p23)にも「2週に1回5%の換水でいい」と記載されていますが、これはZEOvitシステムの為に設計された塩なのでいくつかの元素が高濃度になっています。
これはおそらくゼオライトに吸着される分を計算して設計したものと思われます。
従って、非ZEOvitの水槽でこの塩で大量換水を続けたら、余剰成分がどんどん高濃度になっていき、イオンバランスはめちゃくちゃになるでしょう。


逆に、普通の塩でやるZEOvitは換水量を増やさないと、長期的に見るとゼオライトの吸着に追いつかないとも考えられます。
塩によっては含まれていない元素もあるかもしれません。
しかしそれではせっかく添加した添加剤も捨ててしまうため、意味がありません。
私がZEOvitが上手くいかなかった大きな原因の1つはKZ Saltを使わなかったことだと思います。
ZEOvitシステムはKZ Salt専用であり、KZ SaltはZEOvit専用と思った方がいいようです。



長くなりましたが、今後の課題としてはまずカルシウム値の上昇を目指す事と、KHとMgの試薬を買う事w


この検査は問題点がハッキリと出るので、水質に悩んでいる方はいい指標になると思います。

国内ではまだオープンベータ扱いのようで、正式なサービス開始は春頃になるとか?
ただ希望すれば受けられるようなので、最寄りのショップさんへお問い合わせ下さい。





[ 2015/02/23 ] 水質のこと。 | CM(16)

宮古島で採取したもの。

こんにちは、どにゃです。

実は宮古島で一点だけ採取して持ち帰ったものがあります。


ショウガじゃないよw







20140628224353-78.jpg


はい、天然海水です。

でもただの天然海水ではなく、あれだけのサンゴ礁が育つ海の海水です。

まさに、サンゴに最も適した海水であることは間違いありません。

どんなパラメータなのか、興味があります。



例によってB8さんの奥さまに「そんなの持ってってどうするの?」と聞かれたので、
「水質を計ります。コレ、きっと知りたい人は多いと思いますよ。」と答えたら
「ふーん。てか完全にオタクだねw」
と言われてしまいました。

否定はしないけどせめて「マニア」と言って欲しいw



オタの境界線はどこからなんだろうか・・・と悩みながら水質測定してみました。



20140628234552-153.jpg




ということでオタの皆さんへ送るw

コレが宮古島天然海水のパラメータだッ!
(正確には最終日の来間島)


pH 8.4
Salinity 34‰ (比重1.025)
KH 6.7-7.0
Ca 490-500
Mg 1200
K 380-390
NO3 0ppm
PO4 0ppt


鉄とかヨウ素も計ってみたかったけど試薬を持っていません。
KH、Ca、Mg、Kはそれぞれ2回計りましたが、ほとんどブレはなかったです。


どうでしょうか。

試薬の精度の問題もあるでしょうが、Caが少し高いくらいで、あとはお手本というか教科書通りというか、普通ですね。

逆に言えば、これが本来目指すべき、安定させるべき基本値なんでしょう。


ZEOvitの推奨値と比べても、Ca以外はほぼ合致しています。

zeovit.jpg

つまり、ZEOvitという色揚げに特化した人工的なシステムですら自然の海が前提であり、この環境なくしてはサンゴの色揚げはおろか飼育すらままならないという証拠なのではないでしょうか。



機材や情報が豊富な現在、水槽のサイズにかかわらず、照明や水流に関しては最低限の条件は満たしている方が多いと思います。

ではなぜこうも「水槽は大きい程いい」と言われるのか。

比率で言えば小さい水槽の方が圧倒的に多いはずなのに、キレイなサンゴ水槽は大きいことが多いのか。


お金かけてるから?
上手だから?
まぁそれもあるでしょう。


でも、ご存知の通り水質変化のスピードは水量に直結します。

私は大型水槽は未経験ですが、サンゴが5個入っている100Lの水槽と、25個入っている500Lの水槽とでは密度こそ同じものの、現れる挙動はかなり違うような気がします。

微量元素やアミノ酸なども大切ではありますが、それはそのあとの話。
むしろ水槽が小さければ小さいほど、基本パラメータに目を向けることの方が大切だと私は思います。





[ 2014/07/08 ] 水質のこと。 | CM(12)

明日で2週間。

こんちは、どにゃです。

明日でZEOvit立ち上げから2週間となります。
本来は無茶な0dayドボンですが、いいのか悪いのか、どのサンゴにも大きな変化はまだありません。
でも全体的にちょっとだけ調子が良くなった気がします。

これまでに入れた添加剤はSponge Power、ZEObak、ZEOstartの基本セットに、最近Iodide ComplexとAmino Acidを入れ始めました。

ゼオライトは規定の半分くらい。
ZEOリアクターはサンゴを慣れさせるため、リセットの1週間くらい前から稼働していました。


水質もちゃんと計ってますよ。

20140514235148-646.jpg

アンモニア、硝酸塩、リン酸は今までに2回計りましたがいずれもゼロです。
まぁこの辺はZEO化する前から同じですが、試薬でゼロなだけじゃ褐色は抜けないんですよね。

栄養塩ゼロでもZEOstartって入れた方がいいんですかね?

換水はまだ一度もしていません。


4日目あたりからマニュアル通り、ガラス面にうっすらとコケが見えるようになってきましたが、特に加速することもなく安定しているので立ち上がりは順調なようです。


パラメータはというと・・・

Salinity 34ppt
KH 6.5
Ca 460
Mg 1150
K 350

KHはちょっと低いけどOK。
Caは予想通り下がってきました。
よしよし。

しかしMgは下がって適正値から外れてしまいました。
今回のリセット時にCaリアクターもメンテしたんですが、今まで30%ほど入れていたZEOmagが前回のメンテ時になくなってしまったのでそのせいでしょう。
またZEOmag買うか、液体添加剤買うかで悩み中。

Kは変化なし。
上がる要因はないけど下がりもしませんね。
ZEOvitはKを多く消費すると聞いたことがあったので意外でした。
まぁシステムがまだちゃんと機能し始めていないのかもしれませんが。

まずはこれらの値を適正値で安定させないと話になりません。
色揚げ系の添加剤まではまだまだです。

ていうか褐色が抜けてこないんだけどw
気が早い?

[ 2014/05/15 ] 水質のこと。 | CM(26)

あなごんべさんからの調査依頼結果報告。

ども、どにゃです。


先日あなごんべさんから、「クマリンの新ロット全然白濁しないからちと計ってみて」と塩を渡されたので計ってみました。
試薬は全てレッドシープロです。
pHはデジタル。


RO水10Lに対し364gの塩を一晩撹拌しましたが、確かに白濁はしませんでした。

ppt=33
pH=8.2
KH=10.4
Ca=500
Mg=1240

このロットはKHとCaがバランス良く高くていいですね。
ベルリン向きのパラメータだと思います。


クマリンは撹拌時間が半日(数時間)程度だとKHは14くらいと高めを指しますが、一晩経つと10くらいになりますね。
溶けたらすぐ使えるとのことですが、やっぱり一晩くらいは置いた方が化学反応が落ち着くように思います。


ちなみに手元のヴィーソルトも計ってみました。

ppt=33
pH=8.3
KH=8.4
Ca=500↑
Mg=1500

Caは500超でした。
今ウチの水槽はKHに対してCaが高い傾向があるんですが塩のせいですね。

あとこのロット、Mg高くね?w
まぁ「補充」という意味では良いけど。


前に計った時も高Caでした。

KH=8.1
Ca=500↑
Mg=1150(これだけELOS)

ヴィーはCa高めの傾向にあるのかもしれません。


あと試薬のメーカーによってクセもある気がするので、同じメーカーで揃えたり、メーカーを変えたりしない方が信頼性は高まるでしょう。

ま、この辺は気にし過ぎてもキリがないのでホドホドにしますw

[ 2014/03/04 ] 水質のこと。 | CM(6)

比重について掘り下げてみる。

こんにちは、どにゃです。


今回は比重について考えてみます。


海水魚飼育における超基本項目である「比重」


その比重を計る為のアイテムである比重計はマリンアクアリストなら誰もが持っていると思います。

飼育に慣れてしまえばあまり使う事はないかもしれませんが、「比重」は飼育における重要な項目であります。


超基本項目であるがゆえに飼育歴が長くなるほど見落としがちな盲点になり、換水の際などの微量な誤差が積もり積もって大きな誤差となり、トラブルの原因が実は比重だった、ということは少なくないようです。

「比重を安定させる」というのは、ことサンゴ飼育においては重要だと思います。



ご存知のとおり比重計は色々なタイプがありますね。

まずは入門編のフロート式。
私も始めはこれでした。

66422-3.jpg


このタイプは最も安価な為、多くの方がお使いだと思います。
しかしこのフロート式は注意点がいくつかあります。

まず、フロートに僅かでも気泡が付いているとフロートの浮力が大きくなってしまい、実際の比重より高い値を指してしまいます。
気泡が付いていたら棒で突いたりしなければならず、コレが意外と面倒だったりします。

また長期間使っているとフロート部分にカルシウムなどの物質が付着し、フロートが重くなります。
すると今度は実際の比重より低い値を指してしまいます。
基本的には校正もできませんので買い換えとなるでしょう。


さらに一番厄介なのは「メーカーによって値がバラバラ」という点でしょう。
これは困った問題です。
人工海水メーカーのマニュアルに従って正確な濃度の人工海水を作り、その時に指す値を基準値として記録しておくといいでしょう。

また製品によっては一定より低い値が計れない為、白点病の治療などの為の「低比重」が測定できなかったりするのが困ります。

私はそれを理由に屈折計を購入しました。



続いて、水に浮かべて計るボーメ計。
こちらも安価な比重計ですが、最近はあまり使われていない印象です。

chanet_65807.jpeg

私は使った事がありませんので精度や注意点は不明ですが、ガラス製の為、破損しやすいようです。


上記の二つは初心者向けで、大体1,000円~2,000円くらいでしょうか。






もう少し正確性を求めると、辿り着くのは塩分濃度屈折計です。

20130430211029-330.jpg

さらに高価なデジタル式なんてのもありますが、今回掘り下げたいのはこの「屈折計」について。


これは水の屈折率から塩分濃度を表示するもので、フロート式のように気泡の心配もいらず、また校正も可能なので信頼性が高い比重計です。

フロート式より使いやすく、またなんだかプロっぽくてカッコイイ(笑)のでおススメです。


もちろんその分少し高価になり、アクアメーカーが出しているモデルで10,000円前後。
安価なノーブランド品で3,000円くらいからありますが、高品質なものは20,000円くらいします。


価格の差は品質や自動温度補正(ATC)が付いているかなどによって変わるようです。

屈折率は温度によって変化するので、それを自動的に補正してくれる機能がATCです。
ない場合は温度を考慮し自分で換算する必要があります。


しかしこのATCが付いてないものは避けた方が良いです。

その都度換算するなんてメンドウでやってられませんし、そもそも比重計が何℃かなんてわかりません。

私は今まで2個の屈折計を使いましたが、1本目はATCあり、落っことして蓋板が割れたので買い換えた2本目はATCなしっぽいです。
某オクでありって書いてある激安品を買ったら騙された模様w(もしくは極端に精度が低いか)


ATCが付いていないと、測定時の温度(比重計本体)によってかなりの差が出ます。
なぜ水温ではなく比重計本体の温度かというと、例え水温が適正な温度であっても、比重計本体が冷え冷え(冬)だったりアツアツ(夏)だったりすればたかが1~2滴の水などすぐにその温度になってしまう為です。


私が最近実際に体験した例ですが、寒い部屋から持ってきた比重計ですぐに計ると比重は1.025を示しました。
その後、しばらく比重計を手で握って温め、再度測定すると比重は1.021を示しました。

測定サンプルは同じ24℃の飼育水です。

ATCがないとこれだけの差が出ます。
この差は恐ろしいです。


要は比重計を校正した時の温度より低い時、比重は実際より高く表示されます。(本当はもっと低い)







しかもさらに!よくよく調べてみるとこの塩分濃度屈折計、調べてみると文字通り「塩分」濃度の測定用なんです。(そりゃそうだw)
何が言いたいかというと、海水濃度ではありません。

というのも、単なる塩水と様々なものが含まれる海水とでは屈折率が異なるらしく、塩分濃度屈折計で海水を測定しても、正確な比重は得られないそうです。


ホビー市場で入手できるほぼ全てのハンディタイプの塩分濃度屈折計は、塩化ナトリウムなど塩水を測定するように調節されており、海水の屈折率に合わせて調節されていません。
海水に最も多く含まれる成分は塩化ナトリウムであっても、マグネシウムやカルシウムなどの重大なイオンの存在が塩水と異なる屈折率を示す原因となります。
よって、普通の塩分濃度屈折計は海水の正確な塩分濃度を得ることができず、換算する必要があります。


以上、MMC企画HPより引用。


これは有名な計器メーカーのATAGOでも「塩分濃度屈折計」と「海水濃度屈折計」が別にラインナップされている事から間違いはないでしょう。


例えば、35pptの海水は36.5pptの塩水と同じ屈折率を示します。
よって、35pptの海水の塩分濃度を得るには、普通の塩分濃度屈折計では36.5pptを目指す必要があります。

詳しくはコチラ。(PDF)


要は35pptの海水を「塩分濃度屈折計」で計ると表示は36.5pptとなり、実際より高く表示されます。(本当はもっと低い)







つまり、「比重計(ATCなし)が冷たい時」という条件と、「海水濃度屈折計ではなく塩分濃度屈折計を使った時」という2つの条件が揃うと、実際の海水の比重は示す値よりもかなり低い、という事になります。




なんでこんな調べたかというと、ウチの一部のミドリイシがここ10日くらい前から調子がイマイチで、添加剤も入れていないし12月の頭から水換え魔人化して毎週約50%もの換水をしてるのにおかしいな~と思ったからです。
具体的には色が薄く(白っぽく)なり、今まで点灯中でも顔を覗かせていたポリプが完全に引っ込み全く出なくなったんです。


で、上記のとおり心当たりがないので久々に各パラメータをチェックしてみるも特に異常はなく、比重計を疑ってみた結果です。

比重計を温めてから計るとやはり1.021~1.022あたり。
これは塩分濃度屈折計の為、実際の海水濃度はさらにそれ以下でしょう。
魚なら良いけどさすがにミドリイシには低過ぎる比重です。


サンプの水位は足し水で一定を心掛けているので、おそらく換水時の比重がかなり低かったんだと思います。

貯めるRO水と投入する塩の量はほぼ一定なので、最初に投入量を決めた時に測定した比重が上記の要因により実際より高く表示され、比重がかなり低い状態がずっと続いていたせいかもしれない、と考えました。

そしてジワリジワリと弱ってきた・・・みたいな。



思い返してみると足し水を忘れたりして比重計が1.027くらいを指していた時は調子が良かったような気もするし、現在は濃いめの海水を補充して1.026あたりに上げて様子見中ですが、ポリプが出るようになってきたのでやはり、という印象です。


もしかしてもしかすると、以前からず~っと低比重状態で飼ってたのかも・・・。(汗)(汗)(汗)

調子が上がらない原因はコレか!?



この比重計は前々から校正しても値が安定しないのが不審だった為、新しい比重計を購入しようと思います。
やはりATCなしの比重計はこのように混乱の元なので皆様も安物にはご注意下さいw


ちなみにこの比重計の購入価格は2,780円でした。(爆安w)
1本目は3,980円。

値段は大して変わらないけど、1本目の時は2本目ほどの不安定感は無かった気がします。
画像は1本目のですが、これを見るとATCって書いてあるっぽいですね。
手元にある2本目は書いてなかった気が・・・。(汗)



水質に問題がないのにな~んか調子が上がらない、という方は初心に帰って比重(計)を疑ってみるのもいいかもしれません。



ベテランなら舐めれば判るとか!?w

作った人工海水はともかく、水槽の水は舐めたくないな・・・w




[ 2014/01/20 ] 水質のこと。 | CM(20)

ハズレの塩?

こんにちは、どにゃです。

ご無沙汰しております。


先月末から息子と妻が実家から戻り、待ちに待った3人での暮らしが始まっています。
わが子との暮らしは楽しいですが、赤ん坊の手間はサンゴ水槽の比じゃありませんね。
特に給餌とウール交換がw

なのでなかなか水槽をじっくり観察したりブログを書いたりするヒマがありません。




さて、先日より不調と訴えてきた我が水槽ですが、ぴろっく@さん率いる水換え魔人之会に入会し、ようやく調子が戻った・・・・


と思いきやまた下降気味です。




ヴィーソルトを手に入れてからスーパー水換え魔人(金髪)と化し、下記のようなスケジュールで換水しました。
推定実水量は170L±10Lと思われますので、おおまかに80Lは約50%くらいとなります。

9/13(金) 100L 約60% 40%(元の飼育水の割合)
9/14(土) 80L 約50%  20%
9/15(日) 80L 約50%  10%
9/16(月) 80L 約50%  5%


ここまで340L 海水入れ替わり率95%
ここで2袋目に突入。

9/21(土) 90L 約55% 2.25%

9/26(木) 40L

10/1(火) 40L

とまぁほぼ99%入れ替わっている計算になります。

※平常時は週に一回40Lです。


1袋目のときは順調に調子が上がっていったのですが、2袋目に入ってからなんとなくまた調子が落ちてきている感じがしました。


なんで???






ということで、飼育水のパラメータを測定してみました。()内は試薬

KH 7.3 (RedSeaPro)
Ca 500↑ (RedSeaPro)
Mg 1250 (ELOS)
K 330 (SALIFERT)



は?


な、何だこの数値は・・・。
Caが異常に高い。
Caリアクターはもちろんチェック、異常なし。
KH、Mgも正常値。
あとKがかなり低い。
今までずーっと400前後しか出たことないのに。

これはちょっとアンバランスすぎる。



おかしい。
こんなはずはない。

だって、こないだ計ったヴィーソルト(1袋目)の数値はこうだった。


KH 8.1 (RedSeaPro)
Ca 410-420 (ELOS)
Mg 1300 (ELOS)
K 410 (SALIFERT)


まさに理想的数値。

CaはELOSからRedseaProに試薬が変わりましたが、Kは同じよ?
たかが半月で試薬が突然死んだとも考えにくいし・・・。

12/9 追記
「やはりカリウムの試薬の信憑性が怪しいのでKの値は参考にしないで下さい。」



ならば、ということで現在使用中の2袋目のヴィーソルトの溶かしたてを測定。

KH 8.1 (RedSeaPro)
Ca 500↑ (RedSeaPro)
Mg 1150 (ELOS)
K 310 (SALIFERT)



なんだこりゃ?



このヴィーソルト、1袋目は単品でA店にて購入、2袋目は箱(2袋セット)でB店で購入しました。

思い返せば、1袋目の時は一晩回していても白濁はありませんでしたが、2袋目からは若干白濁りが出て攪拌ポンプにも白い粉がつきます。
これは高Caに起因していると考えると納得がいきます。
ポンプはRio+2100なので攪拌が弱すぎるというコトはないはずです。



これがいわゆる「品質のバラつき」なのでしょうか?


元の塩がこれじゃあいくら魔人化してもムダだ罠・・・。
でもここまで違うことってありますかね?
試薬がおかしいのかな?
でも実際に調子がな・・・。


また他所から調達してみて計ってみるか・・・?

評判のいいヴィーソルトだから信頼してたんだけどな~。


3袋目は同じ箱に入っているけどどうでしょ。
同じ箱だから同じかな?

同じ数値だったらもうゴミやん。(泣)
でも開けなければ売れるやん。

(-ω-;)ウーン




せっかく復調しつつあったのに、な~んか塩運が悪いなぁああああああああもう。(´・ω・`)ショボーン



あー萎える・・・・・。




※お約束ですが、各測定結果につきましては一個人によるものなのでうんちゃらかんちゃら・・・

試薬の精度もどこまで信頼できるのか微妙なところですので鵜呑みにしないで下さいね。


[ 2013/10/04 ] 水質のこと。 | CM(22)





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